だが私は謝らない
shiruoshiru
涂鸦凛々蝶さんが書いてくださったキャラ交流小説がてぇてぇすぎて…!いつの間にか妄想がフルスロットルしてました
だが私は謝らない
テントの中で「スヴェルく〜ん」
「…」
「ね、スヴェル君ってば」
「…」
鬼火の森。簡易に張られたテントの中。
寝たきりのセラは、土気色の顔をしたスヴェルに世話を焼かれていた。
身体を動かそうとしても、動かない。血も多く流し過ぎてしまったし、セラの胸から下腹部には無数の刺し傷がまだ残っていて、少し身じろぎをするだけでも痛む。
その傷を作ったのは、目の前のスヴェルだ。
正確には、ドレイクによって精神を混乱させられたスヴェルの短剣によって。
運良く同行していた王女、ミカエルの能力によってセラは一命を取り留めた。
あの場に彼女のポーンであるシルヴァンもいたから、
セラがスヴェルに命を取られる事も無くこうやって寝ていられる。
ドレイクに掴まれたスヴェルを助け出そうと焦ったセラの判断ミスが引き落とした結果を、周囲にカバーしてもらったのだ。
987「…」
「ね、スヴェル君ってば」
「…」
鬼火の森。簡易に張られたテントの中。
寝たきりのセラは、土気色の顔をしたスヴェルに世話を焼かれていた。
身体を動かそうとしても、動かない。血も多く流し過ぎてしまったし、セラの胸から下腹部には無数の刺し傷がまだ残っていて、少し身じろぎをするだけでも痛む。
その傷を作ったのは、目の前のスヴェルだ。
正確には、ドレイクによって精神を混乱させられたスヴェルの短剣によって。
運良く同行していた王女、ミカエルの能力によってセラは一命を取り留めた。
あの場に彼女のポーンであるシルヴァンもいたから、
セラがスヴェルに命を取られる事も無くこうやって寝ていられる。
ドレイクに掴まれたスヴェルを助け出そうと焦ったセラの判断ミスが引き落とした結果を、周囲にカバーしてもらったのだ。