近江神宮
kusabuki2
DOODLE(いるかつ)いるかさんのカキ氷を食べる話(ときかつ!時空)入鹿神社の入鹿さんと、近江神宮の葛城さんのはなし。
(いるかつ)いるかさんのカキ氷を食べる話(ときかつ!時空)「俺のカキ氷があるんだと」
鞍作にそう切り出され、奈良へ足を運ぶことになった。近鉄奈良駅を降り、商店街の小道を抜けるとお目当ての喫茶店があった。店内は昭和の匂いを漂わせる作りだった。四角い木のテーブルがいくつかあり、壁には古代モチーフの新聞やPOPなどが飾られている。
「鞍作のカキ氷とはなんだ」
メニュー表を手に、葛城が尋ねる。
「何って、見ての通りだろ。こいつだよ」
鞍作が指差したのは、すもものかき氷だ。蘇我入鹿と名前がついている。なぜすももが入鹿かというと、6月28日に毎年、入鹿神社のある橿原市小綱町では「すももの荒神さん」という祭りが行われいることにちなんでいるのだそうだ。現代の人間は面白いことを考える、と葛城は思った。
1287鞍作にそう切り出され、奈良へ足を運ぶことになった。近鉄奈良駅を降り、商店街の小道を抜けるとお目当ての喫茶店があった。店内は昭和の匂いを漂わせる作りだった。四角い木のテーブルがいくつかあり、壁には古代モチーフの新聞やPOPなどが飾られている。
「鞍作のカキ氷とはなんだ」
メニュー表を手に、葛城が尋ねる。
「何って、見ての通りだろ。こいつだよ」
鞍作が指差したのは、すもものかき氷だ。蘇我入鹿と名前がついている。なぜすももが入鹿かというと、6月28日に毎年、入鹿神社のある橿原市小綱町では「すももの荒神さん」という祭りが行われいることにちなんでいるのだそうだ。現代の人間は面白いことを考える、と葛城は思った。