ミスカブ小ネタミスルンとカブルー（しんだらの話）

「この先、もし俺が脳死状態になったら」
「のうし？」
「俺の目玉、あげますね。使ってくださいね」
「ではかわりに、俺の義眼をやろう」
「要りませんよ。プレゼント交換したいわけではなくて」
「でもお前のをもらったら、これは必要なくなるだろう」
「うーん、じゃあ棺にいっしょに入れてもらおうかな」
「穴が空いてるのもなんだから、嵌めておいてやる」
「しんでるんだし、あんまり関係ない気もす、あ、やっぱりお願いします。入れてください。ミス/ルンさんの手で。あなたの義眼を、俺の眼窩に」
「わかった」
「最後のその時、俺の近くにいてくださいね」
「ああ、約束しよう」


☆


最期の時まで手を離すつもりがないミスルン隊長