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MEMOランソニソニ受け版ワンドロワンライ
第8回『罰ゲーム』
王の器「オレ、王様なんだよな? 一応……」
「ふん。僕はまだ貴様を我が主君と認めたわけではない」
「へいへい……」
一休みがてらモップの柄に顎を乗せてぼやくと、目の前でテキパキと動く黒い背中から取り付く島もない返事が返ってくる。
オレと似たような姿形をしていながら、180度どころか300度ぐらいノリに温度差があるコイツの名はランスロット。
このキャメロットの王宮に仕える騎士の中でも特に名高い三人の内の一人で、更にその中でも剣の腕では比類する者が居ないと言われている……らしい。
が、オレにとっては、どこかでよく見た顔が更に付き合いが悪くなっただけの奴にしか感じない。
まったく、そっくりさんはアイツ一人で充分だぜ。
「もう充分休んだだろう。口ばかりでなく手を動かしたらどうだ?」
3070「ふん。僕はまだ貴様を我が主君と認めたわけではない」
「へいへい……」
一休みがてらモップの柄に顎を乗せてぼやくと、目の前でテキパキと動く黒い背中から取り付く島もない返事が返ってくる。
オレと似たような姿形をしていながら、180度どころか300度ぐらいノリに温度差があるコイツの名はランスロット。
このキャメロットの王宮に仕える騎士の中でも特に名高い三人の内の一人で、更にその中でも剣の腕では比類する者が居ないと言われている……らしい。
が、オレにとっては、どこかでよく見た顔が更に付き合いが悪くなっただけの奴にしか感じない。
まったく、そっくりさんはアイツ一人で充分だぜ。
「もう充分休んだだろう。口ばかりでなく手を動かしたらどうだ?」