mayooh07Z
DONE #炭善冬の収穫祭2021 参加作品…です…遅くなってごめんなさい…!花屋の炭治郎と会社員善逸のお話です、クリスマス風味!
お題:ポインセチア その人は、閉店前の花屋に突然駆け込んできた。
「はな、花束!花束作ってください!」
膝に手をついて必死に息を整える彼からは、あまりの熱気に湯気が立ち上って見える。走ってきたのか髪はくしゃくしゃで、柔らかそうな素材のマフラーが首元から滑り落ちそうだった。思わず炭治郎は手を伸ばす。
「あ、」
同時に、マフラーを触る彼と手が重なる。
顔を上げた彼はまん丸の目をしていた。透き通るような黄金色だ。よく見れば、ライトに照らされるその髪も同じ色をしていた。ぺたりと前髪が額に張り付いているのは、きっと汗をかいているのだろう。
「あ、すみません……」
先に我に返ったのは金髪の彼で、身を引くといそいそとマフラーを巻き直した。じっと見つめていた炭治郎は、はっとして姿勢を正す。
16858「はな、花束!花束作ってください!」
膝に手をついて必死に息を整える彼からは、あまりの熱気に湯気が立ち上って見える。走ってきたのか髪はくしゃくしゃで、柔らかそうな素材のマフラーが首元から滑り落ちそうだった。思わず炭治郎は手を伸ばす。
「あ、」
同時に、マフラーを触る彼と手が重なる。
顔を上げた彼はまん丸の目をしていた。透き通るような黄金色だ。よく見れば、ライトに照らされるその髪も同じ色をしていた。ぺたりと前髪が額に張り付いているのは、きっと汗をかいているのだろう。
「あ、すみません……」
先に我に返ったのは金髪の彼で、身を引くといそいそとマフラーを巻き直した。じっと見つめていた炭治郎は、はっとして姿勢を正す。