tottoripiyo
DONE #ウチ狩り 2022を終えてのうちの子達みたいな感じです。夢のような夜を超えて ぼんやりと灯る蝋燭の炎。埃っぽい床に、無駄に重苦しい扉。辺りは土や死体の匂いが充満していて普段なら絶対に行きたくない。行きたくなかった場所だ。
でもここは彼女との近況報告に最も適していて、ある意味でとても静かな場所だった。
……その彼女さえいなければ。
「おーじーさーん!」
獣の唸り声に混じって聞こえるその声は、とても楽しそうだった。
いや冗談じゃない。こんなところに楽しいなんて感情を抱く人間がいるとは思えなかったから。
「みてみて!きらきらしてるよ!」
「……さながら君はkittenだな」
「?」
ぼそりと呟いた言葉が聞こえたにしろ聞こえなかったにしろ、そのきらきらを手に持った彼女は首を傾げた。傾げすぎて落ちそうになる帽子をそっと押さえてやる。
3052でもここは彼女との近況報告に最も適していて、ある意味でとても静かな場所だった。
……その彼女さえいなければ。
「おーじーさーん!」
獣の唸り声に混じって聞こえるその声は、とても楽しそうだった。
いや冗談じゃない。こんなところに楽しいなんて感情を抱く人間がいるとは思えなかったから。
「みてみて!きらきらしてるよ!」
「……さながら君はkittenだな」
「?」
ぼそりと呟いた言葉が聞こえたにしろ聞こえなかったにしろ、そのきらきらを手に持った彼女は首を傾げた。傾げすぎて落ちそうになる帽子をそっと押さえてやる。