c(sleepylamby)
MEMO史花(※食物語のCP)の試し書きのようなもの。ほぼ牡丹牡丹の余興(az史花)それはある宴会の日で、各自が散開したあとの事だった。
「東坡肉から珍しい酒を貰ったんだ」一人では多いから一緒に飲まないか、と牡丹が誘ってきたのだ。
二人はあまり話したことが無かった。
「良いだろう」
少し考えたが、太史は応じることにした。
顔馴染み以外には素っ気ない彼だが、この日はもう少し誰かと話しても構わない気持ちがあった。
他愛ない話をした。酒瓶の残りは半分以下になっていた。
春の恩恵を感じるには夜風はまだ肌寒い。
宴会は終わっていたが、遠くから笑い声と拍手が聞こえた。
誰かが演奏している。会話が途切れて、自然と二人の意識は外へと向いた。
「いい曲だね」
牡丹は立ち上がって、何歩か歩いたのちしばらく動きを止めた。
644「東坡肉から珍しい酒を貰ったんだ」一人では多いから一緒に飲まないか、と牡丹が誘ってきたのだ。
二人はあまり話したことが無かった。
「良いだろう」
少し考えたが、太史は応じることにした。
顔馴染み以外には素っ気ない彼だが、この日はもう少し誰かと話しても構わない気持ちがあった。
他愛ない話をした。酒瓶の残りは半分以下になっていた。
春の恩恵を感じるには夜風はまだ肌寒い。
宴会は終わっていたが、遠くから笑い声と拍手が聞こえた。
誰かが演奏している。会話が途切れて、自然と二人の意識は外へと向いた。
「いい曲だね」
牡丹は立ち上がって、何歩か歩いたのちしばらく動きを止めた。