ごま子
DONE大晦日に年賀状に追われる沖と手伝わされている山の話きっと恒例行事になる(okym)「だ、か、ら! 早いうちに取り組んだ方がいいって言ったんですよ!」
「あーあーうるせーなァ。おめーは俺の母ちゃんかィ」
「誰が母ちゃんですか! 俺なら息子の手伝いなんてしませんよ! つーか、しなくていいように育てますね!」
向かい合い、こたつに足を突っ込んでいる沖田と山崎は、白い紙を挟んでぎゃぁぎゃぁと揉めていた。
右手を必死に動かす山崎とは対称的に、沖田はのろのろと筆を滑らせては置き、その都度眉を釣り上げた山崎に喧しく文句を言われている。
「何で大晦日になってまで年賀状書いてるんですか! 前に声かけたとき、余裕で終わるから平気でさァ~とか言ってたのは何だったんすか!」
「それはアレでィ。余裕で終わる予定だったのが何やかんやあって狂っちまったんでェ」
2785「あーあーうるせーなァ。おめーは俺の母ちゃんかィ」
「誰が母ちゃんですか! 俺なら息子の手伝いなんてしませんよ! つーか、しなくていいように育てますね!」
向かい合い、こたつに足を突っ込んでいる沖田と山崎は、白い紙を挟んでぎゃぁぎゃぁと揉めていた。
右手を必死に動かす山崎とは対称的に、沖田はのろのろと筆を滑らせては置き、その都度眉を釣り上げた山崎に喧しく文句を言われている。
「何で大晦日になってまで年賀状書いてるんですか! 前に声かけたとき、余裕で終わるから平気でさァ~とか言ってたのは何だったんすか!」
「それはアレでィ。余裕で終わる予定だったのが何やかんやあって狂っちまったんでェ」