ymg16_
MEMOkks→gi。赤がぶり、と、そんな音が聞こえた気がした。本当は何も音なんてしていないけれど、ガイの綺麗に揃った歯がオレの腕に立てられ皮膚を破って、薄っすらと滲んだ血が唾液と共に皮膚の上を辿って落ちていく。
「す、スマン」
ああ。真面目なコイツは、やはり反射神経のように謝罪の言葉を返してくる。いきなり背後から襲い掛かられての抵抗の行動に、謝る必要なんてないのに。可笑しくって自然と口許に笑みが浮かんでしまう。
「……いいよ、そんなに深くないし…。ま、それにコレで終わらせるつもりも、ないからね」
ニコリ、と人当たりのいい笑みを浮かべては掴み続けていたガイの上腕をこちらへと引き寄せた。キスだけで終わらせるつもりは、毛頭も、ない。
393「す、スマン」
ああ。真面目なコイツは、やはり反射神経のように謝罪の言葉を返してくる。いきなり背後から襲い掛かられての抵抗の行動に、謝る必要なんてないのに。可笑しくって自然と口許に笑みが浮かんでしまう。
「……いいよ、そんなに深くないし…。ま、それにコレで終わらせるつもりも、ないからね」
ニコリ、と人当たりのいい笑みを浮かべては掴み続けていたガイの上腕をこちらへと引き寄せた。キスだけで終わらせるつもりは、毛頭も、ない。