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yamisato_13

飽きた書きたいところだけ堕天if捏造「先輩」

前へ前へと進んでいる道すがらふと後ろから声が聞こえた。この声と先輩と呼んでくると予想するに恐らく毎度毎度神様への奉仕の仕事をサボり僕に全てを押し付けてくる足でまといのあいつだろう。
いつもより声が高いが風邪でも引いているのだろうが僕が気を使う通りは一切ない、天使なのに体調管理も十分に出来ないとは…と少しイライラしながら僕は振り返らずに歩き「早く来て、君が足並み揃えてよね」と言った。あいつは僕の隣に来ないで少し後ろから着いてきた。


「…先輩」

歩いてしばらく経った。僕はまだ前へと進んでいたらまた後ろからさっきより少し低くなったあいつの声が聞こえた。
ああ、風邪が治ったのか…と思う反面疲れて少しは立ち止まってほしいのだろうがそれは向こうの都合で僕はまだまだ前に進まなきゃいけないと思っていたので「休む暇なんてないよ、さっさと来て」と先程より強めに言った。自分でもイラついているな、とわかる声色だった。
あいつはやはり僕の隣には来なくて、近くにも来なくて離れて歩いた。


ドサッ

またしばらく歩いたら後ろからふと転ぶような音がした。
僕は振り返らないで「早く立って、僕は待たないから。お荷物になりたいわけ?」と言いあいつのことなんか気にしないでどんどん前へ前へと歩いた。

「待って」

さっきまで先輩としか言わなかったあいつがぽつりと別の言葉を言ったことと声がちゃんと戻っていて風邪はもう治ったのか、と驚きながら前へと進んだ。
あいつは少しぼーっとしていたがすぐに立ち上がったらしくまた僕の後ろについてきた。
また、距離が空いた。


「先輩!」

少し歩いたところで、僕があと少しで目標地点まで到着する所で後ろであいつが叫んだ。僕は驚いて後ろを振り返るとへらへらとしたあいつが天界からあと少しで落ちるんじゃないか、という位置に立っていた。
僕は、「突然何?」とか「そんな所にいたら危ないでしょ」と呆れながら言っているとあいつは一瞬泣きそうになったけどまたへらへらとした顔に戻ってから

「あの時、守ってくれてありがとうございました。ちゃんと先輩のこと見てなくてすみませんでした。俺は馬鹿なんで先輩がそんなんになってもまだ戻ってくれるって都合のいい妄想をしてすみません。先輩のお荷物は本日消えますよ。」

なんて変な事を言い始めた。
なんだ突然こいつは…かなり喋ると思ったらわけのわからないことを言い始めて。取り敢えず可笑しくなったあいつを落ちそうなところからこちら側に来させようと1歩向こう側に行こうとしたら「ああ、だめですよ先輩!あと少しで目標地点じゃないっすか!俺は自力で居るべき場所に行けますよ!」なんて言うのでここまで来て引き返すのは、と思い足を止めて

「それじゃ!俺は居るべき場所に行くんで!今までお世話になりました!」

なんて馬鹿なことを言いながら下へ下へと堕ちていくあいつの事を見ていた。
そんな所をぼーっと見て堕ちたのか、となんとなく納得してまた前に進んで目標地点にまで来た。ここまで長い道のりだった、なんて思いながら神様の前まで行き跪き、改めて忠誠を誓った。
おかしな事にやっと目標地点まで来て神様の前に来れたのに僕の中の何かが空っぽだった。


目標地点に来て長い年月が経った。
僕の中の何かはまだ空っぽだ。するとそこに神様からの直々な命じが来た。昔堕天した馬鹿な天使を葬ってきてほしい、というものだった。

その堕天した始末対象の資料と写真を見て何故か懐かしくなってしまった、なんて神様が知ればなんと言うだろうか1483 文字
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