霜花(しもか)
DOODLE1.「ブレゴン」をもらったある日、マルコメは三人の子供たちからもらった大きくてふわふわした贈り物を、寮にある自分の部屋へ運ぼうとしていた。
部屋に戻ってみると、ブッカーがいたが……
※完結版までのネタバレ及び自己解釈・捏造設定による表現が含まれています。
[ミマモ]「ブレゴン」をもらった ある日のゴルトオール騎士団の寮。
この寮も、元々の規模相応の大きさがあったが、病の蔓延や事件を経て騎士も減り、今でも空き室が多いものだった。
寮は二人での使用を想定した相部屋が多かったが、特例として一人で使っている騎士も少なくない。
それくらい、今は騎士が少ないのだ。
マルコメもその一人だった。
彼は今、やや重く、そして大きく、ふわふわとした荷物を背負って、ゆっくりと寮の廊下を通っていた。
「よいしょ……よいしょ……」
「マルコメさん、随分と大きいものを持って帰って来たね? 大丈夫かい?」
寮の廊下を回っていたらしい護衛ゴーレムがすれ違った際にマルコメに話しかけてきた。
「だ、大丈夫です……」
3359この寮も、元々の規模相応の大きさがあったが、病の蔓延や事件を経て騎士も減り、今でも空き室が多いものだった。
寮は二人での使用を想定した相部屋が多かったが、特例として一人で使っている騎士も少なくない。
それくらい、今は騎士が少ないのだ。
マルコメもその一人だった。
彼は今、やや重く、そして大きく、ふわふわとした荷物を背負って、ゆっくりと寮の廊下を通っていた。
「よいしょ……よいしょ……」
「マルコメさん、随分と大きいものを持って帰って来たね? 大丈夫かい?」
寮の廊下を回っていたらしい護衛ゴーレムがすれ違った際にマルコメに話しかけてきた。
「だ、大丈夫です……」