てん🍳
DONE『10drawers』25 エピローグこれにてクリスマスアドベント小説企画・10drawersは終了となります。
お付き合い頂きありがとうございました!
25 エピローグ もはや朝の浴室に、ガラガラに枯れたレオナルドの声が響く。
「うわー、薔薇風呂だー」
それも棒読み。
湯船に揺蕩う花びらは湯をかけるとほろほろと湯を青く染めながら溶けていった。辺りにフローラル系の華やかな香りが広がる。
アンタそういうシュミでしたっけ? と言いたげにレオナルドは背後の恋人を見上げた。昨晩(もはや今日だが)は少々やり過ぎたようで、四肢の筋肉痛を訴えるレオナルドはやや機嫌が悪い。
「例の(アドベント)引き出しの、開けてない所に入ってたんだよ。肉体疲労にも効くってさ」
「あ、全部が全部いかがわしいブツって訳ではなかったんですね、あれ」
そういう事なら有り難く、と改めて湯に浸かる。
「ゴムとかもあったけどね」
1912「うわー、薔薇風呂だー」
それも棒読み。
湯船に揺蕩う花びらは湯をかけるとほろほろと湯を青く染めながら溶けていった。辺りにフローラル系の華やかな香りが広がる。
アンタそういうシュミでしたっけ? と言いたげにレオナルドは背後の恋人を見上げた。昨晩(もはや今日だが)は少々やり過ぎたようで、四肢の筋肉痛を訴えるレオナルドはやや機嫌が悪い。
「例の(アドベント)引き出しの、開けてない所に入ってたんだよ。肉体疲労にも効くってさ」
「あ、全部が全部いかがわしいブツって訳ではなかったんですね、あれ」
そういう事なら有り難く、と改めて湯に浸かる。
「ゴムとかもあったけどね」