梅雨@brille2525
MAIKING【学園ヘブン&学園ヘブン2】彼が一枚の手紙を受け取ったことで始まった物語は、
幕を下ろすことなく、また次の世代へと繋がっていく。
ーー
学園ヘブン22周年おめでとうございます。
お祝いに何か書こうとしたものの、風呂敷広げたまま収集がつかなくなったので、思いついたのをそのまま書き出しました。こういう話をしたらいいなぁっていう想像なので薄い目で見ていただければと思います。
始まりの鍵プロローグ
長かった授業を終えてお昼を食べ終わったあと。
どこで時間を過ごすかと学園内を歩いていた勇気。
「あれって、ワカサマだ」
見かけたのは一匹の子猫、この学園内にいる猫たちのボスだ。
どこかへ向かう様子が気になって、思わず後を追う。
校舎裏や海岸と色んなところを巡り、最後にたどり着いたのは
寮の裏手。金網と建物の壁というわずかな隙間に入っていった。
ここまで来たら行こうと、どうにか横歩きで潜り抜ける。
「……え」
先程まで校内に大勢の生徒がいたはずだったが、誰も外を歩いている人がいなくなってしまった。あの一瞬で時間が経過したのかと当たりを見渡していく。
そして、大切なことにも気づいてしまった。
「あれ、ワカサマもいない?!」
5418長かった授業を終えてお昼を食べ終わったあと。
どこで時間を過ごすかと学園内を歩いていた勇気。
「あれって、ワカサマだ」
見かけたのは一匹の子猫、この学園内にいる猫たちのボスだ。
どこかへ向かう様子が気になって、思わず後を追う。
校舎裏や海岸と色んなところを巡り、最後にたどり着いたのは
寮の裏手。金網と建物の壁というわずかな隙間に入っていった。
ここまで来たら行こうと、どうにか横歩きで潜り抜ける。
「……え」
先程まで校内に大勢の生徒がいたはずだったが、誰も外を歩いている人がいなくなってしまった。あの一瞬で時間が経過したのかと当たりを見渡していく。
そして、大切なことにも気づいてしまった。
「あれ、ワカサマもいない?!」