しぃー
DONE10年も前に呟いた♢の結城将司✕金丸信二の恋の一歩手前のおはなしを手直ししました。ただの妄想です。
お題「制服」「雨」「ポーカーフェイス」お借りしました。
shindanmaker.com/263068
濡れた制服、読めない想い「以上、これで委員会を終わります。解散」
空席が次々と増え、教室から人が減っていく。
金丸は椅子の背に引っかけた鞄をひょいと肩にかけ、伸びをひとつ。
「は〜、終わった終わった……あれ、雨?」
窓の外はいつの間にか灰色に染まり、細かい雨が降り始めていた。
「うわ、マジかよ……傘持ってきてねぇし」
近くにいた後輩・結城将司は、そんな金丸を一瞥し、黙って自分の鞄を手渡した。
「……? なに?」
「これ、持っててください。すぐ戻ります」
「ちょ、おい、結城!? おまえどこ行くんだよ!」
返事もなく、将司は校舎の奥へ消えた。
3分も経たないうちに戻ってきた将司は、手に一本の傘を持っていた。
「置き傘してたの、思い出して」
1122空席が次々と増え、教室から人が減っていく。
金丸は椅子の背に引っかけた鞄をひょいと肩にかけ、伸びをひとつ。
「は〜、終わった終わった……あれ、雨?」
窓の外はいつの間にか灰色に染まり、細かい雨が降り始めていた。
「うわ、マジかよ……傘持ってきてねぇし」
近くにいた後輩・結城将司は、そんな金丸を一瞥し、黙って自分の鞄を手渡した。
「……? なに?」
「これ、持っててください。すぐ戻ります」
「ちょ、おい、結城!? おまえどこ行くんだよ!」
返事もなく、将司は校舎の奥へ消えた。
3分も経たないうちに戻ってきた将司は、手に一本の傘を持っていた。
「置き傘してたの、思い出して」