mi_hi_sick
DONEもちふた2開催おめでとうございます!大学生現パロネロファウが台風の日にダウンしてるお話。
※体調不良表現を含みます
passは会場のお品書きに。
ひさめ、あたたかな夜をつれて 轟々と窓を叩く、風、雨。そしてけたたましい雷鳴。
もうすっかり日は登っている時間だというのに、外は薄暗いねずみ色のままだ。容赦なく叩きつける雨粒は昨晩から絶えることなく、ずっしりとした湿度を引き連れて騒ぎ立てていた。
もそ、と僅かに布ずれの音を立てたのはネロだった。枕元に転がったスマホのスクリーンには、朝方確認した大学からのメールが表示されたまま。布団の中から手を伸ばし、現在の時間を見ようと顔を一瞬上げたところで、再びぱさりと力尽きた。
ネロと、ネロの隣に丸まって寝ているファウスト。朝寝坊は滅多にしない二人をこの時間まで布団に拘束している原因は、紛れもなく今日の凶悪な天気だ。だるさ、息苦しさ、そして脳を締めつけるような痛み。兎にも角にも、体調が最悪なのだ。
4396もうすっかり日は登っている時間だというのに、外は薄暗いねずみ色のままだ。容赦なく叩きつける雨粒は昨晩から絶えることなく、ずっしりとした湿度を引き連れて騒ぎ立てていた。
もそ、と僅かに布ずれの音を立てたのはネロだった。枕元に転がったスマホのスクリーンには、朝方確認した大学からのメールが表示されたまま。布団の中から手を伸ばし、現在の時間を見ようと顔を一瞬上げたところで、再びぱさりと力尽きた。
ネロと、ネロの隣に丸まって寝ているファウスト。朝寝坊は滅多にしない二人をこの時間まで布団に拘束している原因は、紛れもなく今日の凶悪な天気だ。だるさ、息苦しさ、そして脳を締めつけるような痛み。兎にも角にも、体調が最悪なのだ。