yuconoyume
DONE既刊 ジェイ監「愛逢月」プロローグ的なお話です。
星が集まるまでの二人口から泡がこぽり。
大小様々な泡が口から零れ海面へとのぼっていく。
酸素を肺へと送る体が機能しなくなり、ゆっくりと沈んで這い上がれなくなるその身重は手を伸ばし、この溺れた体を救えるのはあの人だけ。
美しく幻想的にこの海を泳ぐ、たった一人の。
「はぁ?ジェイドのことが好きってマジで言ってんの?!」
「シーッ!フロイド先輩、声大きいですって!」
「いや、小エビちゃんもだから・・・。まー、ジェイドはオレと同じで顔はいいしスタイルいいからなぁ・・・。でも性格に難あるよ?」
「そこも同じでは・・・?ってイタタタ・・・」
口が滑ってしまった小エビことユウは頬をむにぃっと引っ張られ加減しているとはいえ、頬のお肉がぷつんと千切れてしまいそう。そのまま引っ張られていた指がするんと離されるとどこかのアニメのキャラのような頬が下膨れになってしまった。
8417大小様々な泡が口から零れ海面へとのぼっていく。
酸素を肺へと送る体が機能しなくなり、ゆっくりと沈んで這い上がれなくなるその身重は手を伸ばし、この溺れた体を救えるのはあの人だけ。
美しく幻想的にこの海を泳ぐ、たった一人の。
「はぁ?ジェイドのことが好きってマジで言ってんの?!」
「シーッ!フロイド先輩、声大きいですって!」
「いや、小エビちゃんもだから・・・。まー、ジェイドはオレと同じで顔はいいしスタイルいいからなぁ・・・。でも性格に難あるよ?」
「そこも同じでは・・・?ってイタタタ・・・」
口が滑ってしまった小エビことユウは頬をむにぃっと引っ張られ加減しているとはいえ、頬のお肉がぷつんと千切れてしまいそう。そのまま引っ張られていた指がするんと離されるとどこかのアニメのキャラのような頬が下膨れになってしまった。