Ryannpi_g
PROGRESS元就×帰蝶 ※今後R-18になる予定現パロ 大学生
大学で出会った元就と帰蝶はそれぞれ問題を抱える者同士。
互いの境遇を理解し、将来へ向かうふたりの話。
冒頭部分のみです。まだまだ続くのですが……ちょっとだけ公開。
閉ざされた世界で重ねた手(仮) 秋も深まり、茹だるような暑さを忘れたこの季節は気持ちのいい風が吹く。風に混じり、炭火で肉が焼ける匂いがなんとも香ばしい。
来年度から正式に所属することになるゼミの選考と懇親会を兼ねて、バーベキューが行われていた。同学年の中には、今までの授業で見かけた者や、あまり知らない顔ぶれなど様々だった。
「ねえ。ねえってば!」
横から声を掛けられたにも関わらず、帰蝶は反応しなかった。袖を引っ張られ、やっとその女子に目を向けた。
「帰蝶くんって、色白で綺麗だよね、お肌のお手入れとかどうしてるのー?」
「特には何もしていない……」
この女子は一年の時に必須科目で見かけたことがある気がする。横からもう一人顔を出して来た。
1853来年度から正式に所属することになるゼミの選考と懇親会を兼ねて、バーベキューが行われていた。同学年の中には、今までの授業で見かけた者や、あまり知らない顔ぶれなど様々だった。
「ねえ。ねえってば!」
横から声を掛けられたにも関わらず、帰蝶は反応しなかった。袖を引っ張られ、やっとその女子に目を向けた。
「帰蝶くんって、色白で綺麗だよね、お肌のお手入れとかどうしてるのー?」
「特には何もしていない……」
この女子は一年の時に必須科目で見かけたことがある気がする。横からもう一人顔を出して来た。