ときあ
DONE1人企画『2人だけの挙式』で書いたやつです約束を確かめる 私には遂行しなくていけないミッションがある。気品もプライドも、かの有名な山脈よりも高いんじゃないかと思っている奴に、プロポーズ紛いをしなくてはいけない。
10数年前の約束だ。きっとアイツは覚えていない。
「私結婚できないみたい」
「じゃぁ、てきれーき?が過ぎたらぼくが、迎えに行って、きみをお嫁さんにしてあげる」
「……ふふ、ありがとう」
幼少の頃、夏の間だけ逢えたあの可憐な子。その子に簡単な口約束して、指輪と行って野花で編んだ指輪を渡した。その次の夏から逢えなくなった。その子を探しはじめ、この荘園に来た日、驚いた。あの子に似た美しい男がいたから。
その男に何度かカマをかけてみた。あの子の親族かも知れないから。だが、蓋を開けてみればどうだ!あの子はこの美しい男だった。けれども約束については一切覚えておらず、勿論私についてもだ。
93410数年前の約束だ。きっとアイツは覚えていない。
「私結婚できないみたい」
「じゃぁ、てきれーき?が過ぎたらぼくが、迎えに行って、きみをお嫁さんにしてあげる」
「……ふふ、ありがとう」
幼少の頃、夏の間だけ逢えたあの可憐な子。その子に簡単な口約束して、指輪と行って野花で編んだ指輪を渡した。その次の夏から逢えなくなった。その子を探しはじめ、この荘園に来た日、驚いた。あの子に似た美しい男がいたから。
その男に何度かカマをかけてみた。あの子の親族かも知れないから。だが、蓋を開けてみればどうだ!あの子はこの美しい男だった。けれども約束については一切覚えておらず、勿論私についてもだ。