ナカマル
DONE付き合ってる天幸です。同衾。#ナカマルのテンユキ
おやすみからおはようまで◇◆──────────
天馬が寮に到着したのは、日付が変わって少し経ってからだった。車を降り、マネージャーの井川に「こんな遅くまで悪い」と頭を下げると、井川は「とんでもない」と爽やかに笑った。
節電に厳しい左京がいるにも関わらず玄関の電気が点いているのは、遅くに帰る天馬のためだ。ふう、とひとつため息をついて、サングラスを外す。皆もう寝静まってしまったようだけれど、この灯りを見ると仲間たちの「おかえり」が聞こえる気がして、安心する。
乳酸の溜まった脚を引きずるようにして、寝床のある二〇一号室へ向かった。明日はオフだから、風呂は起きてから入ろう。
「明日じゃなくてもう今日か…………」
頭の中で呟いたはずなのに、口に出ていた。疲れている証拠だ。こんなときはすぐに寝るに限る。
1908天馬が寮に到着したのは、日付が変わって少し経ってからだった。車を降り、マネージャーの井川に「こんな遅くまで悪い」と頭を下げると、井川は「とんでもない」と爽やかに笑った。
節電に厳しい左京がいるにも関わらず玄関の電気が点いているのは、遅くに帰る天馬のためだ。ふう、とひとつため息をついて、サングラスを外す。皆もう寝静まってしまったようだけれど、この灯りを見ると仲間たちの「おかえり」が聞こえる気がして、安心する。
乳酸の溜まった脚を引きずるようにして、寝床のある二〇一号室へ向かった。明日はオフだから、風呂は起きてから入ろう。
「明日じゃなくてもう今日か…………」
頭の中で呟いたはずなのに、口に出ていた。疲れている証拠だ。こんなときはすぐに寝るに限る。