fuyutsugu
DONE全て幻覚の生存ifマイばじ血ハロ直後
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遠い意識の表層で、心地よい風が吹いているのがわかった。
そして誰かが呼ぶ声。――ばじ、ばじ、と。
あの声は、俺の幼馴染だ。いつも気の抜けた、だが無茶苦茶に強い男。
あいつがこんな声で俺を呼ぶなんて、きっと何かあったんだろう。
仕方ない、帰ってやるかと。その時はそう思えた。
ただ、あいつに会いたいと。そう思ったのだ。
❖ ❖ ❖
「ばじ」
今にも消え入りそうな声に、ゆっくりと瞼を開く。どれほど寝ていたのか、あまりにも身体が重くて指一本動かせない。まるで宇宙飛行士が地球に帰ってきた瞬間、みたいだ。
見知らぬ白い天井。視界を取り囲む薄緑のカーテン。枕元で断続的に鳴る電子音は心臓の動きを知らせているようだ。ああ、と思う。死ななかったのだ、俺は。
2870そして誰かが呼ぶ声。――ばじ、ばじ、と。
あの声は、俺の幼馴染だ。いつも気の抜けた、だが無茶苦茶に強い男。
あいつがこんな声で俺を呼ぶなんて、きっと何かあったんだろう。
仕方ない、帰ってやるかと。その時はそう思えた。
ただ、あいつに会いたいと。そう思ったのだ。
❖ ❖ ❖
「ばじ」
今にも消え入りそうな声に、ゆっくりと瞼を開く。どれほど寝ていたのか、あまりにも身体が重くて指一本動かせない。まるで宇宙飛行士が地球に帰ってきた瞬間、みたいだ。
見知らぬ白い天井。視界を取り囲む薄緑のカーテン。枕元で断続的に鳴る電子音は心臓の動きを知らせているようだ。ああ、と思う。死ななかったのだ、俺は。