yanagikumiko
PASTルーク夢ヒロインは女児です
ルーク推しのお友達用に書いたものです。折本にした思い出
ルーク夢 もう秋だというのに、じっとりとした暑さが身に迫っていた。これ以上進んではいけないとわかっているのに、後退することもできず、足は先へ先へ進んでいく。ざわざわと揺れる木々の間からぽっかりと赤い光が見えた時、ああ、あれはきっと私よりも大きくなってすっぽりと食べられてしまうんだ、と何故か疑いもなく思った。1メートル、60センチ、40センチ。赤い光がどんどん近づいてくる、その時、
「あぶないっ!!」
突然真っ暗闇の中から、金色の光が滑り込んできた。一瞬オーロラかと思ったそれは、とてもとても美しい、男のブロンドヘアだった。
「大丈夫だったかい?」
男は名前をルークだと教えてくれた。暗闇に溶け込む服を着ているのか、こんな場所ではどんな服装なのかもわからない。町の人なのか、この森の住人なのか。できるなら国のお抱え騎士だったらいいな、と小さいながらそんな事を思う。
2212「あぶないっ!!」
突然真っ暗闇の中から、金色の光が滑り込んできた。一瞬オーロラかと思ったそれは、とてもとても美しい、男のブロンドヘアだった。
「大丈夫だったかい?」
男は名前をルークだと教えてくれた。暗闇に溶け込む服を着ているのか、こんな場所ではどんな服装なのかもわからない。町の人なのか、この森の住人なのか。できるなら国のお抱え騎士だったらいいな、と小さいながらそんな事を思う。