hayanepex
MEMOここにSSを投下するつもりはなかったんだけど、Twitterは字数足らないし支部に上げるほどじゃないしで上げます。S9のゲーム内で読めるコミックとS10の掛け合いに関してのヴァルランです。いい加減続きを読もう。
【ヴァルラン】駆け引きとすれ違い「カイリ」
通称ではなく本名で私を呼ぶその声は、いつものひょうきんさをどこへやっちまったのかと聞きたくなるほど神妙で、笑い飛ばしてやろうかと思った。そう出来なかったのは、振り向いた時に見たラムヤの顔がいつになく真剣で、私の目には気重そうに映ったからだ。
試合を終えてロビーへ戻ってきて早々真っ先に私のもとへ来たってことは、試合中のローバとの会話がずっと引っ掛かってたからなんだろう。お姉さんがすぐに化粧直しへ行ってくれたのが幸いか。
「何だよ。私は今腹が減ってんだ。込み入った話ならラーメンのあとにしてくれ。…いや、食後だと胸焼けしかねないか」
「いつの間にローバとあんな親密になったんだよ」
いきなり核心を突いてくるとは随分余裕がないと見た。
1947通称ではなく本名で私を呼ぶその声は、いつものひょうきんさをどこへやっちまったのかと聞きたくなるほど神妙で、笑い飛ばしてやろうかと思った。そう出来なかったのは、振り向いた時に見たラムヤの顔がいつになく真剣で、私の目には気重そうに映ったからだ。
試合を終えてロビーへ戻ってきて早々真っ先に私のもとへ来たってことは、試合中のローバとの会話がずっと引っ掛かってたからなんだろう。お姉さんがすぐに化粧直しへ行ってくれたのが幸いか。
「何だよ。私は今腹が減ってんだ。込み入った話ならラーメンのあとにしてくれ。…いや、食後だと胸焼けしかねないか」
「いつの間にローバとあんな親密になったんだよ」
いきなり核心を突いてくるとは随分余裕がないと見た。