うづき
できたどちらも大学生になってるお付き合いしている刑唯です。#六タンぷち_妄想お題の4、7、15をちょっとずつお借りした感じの話です。
恋は盲目「ずいぶん楽しそうに話していたね」
この刑部の笑顔はおもしろくないときの表情だと、お付き合いはじめてから二年ほど経過して、大学生になった朝日奈はすぐに気づく。
刑部の言う、楽しそうに話していた自分に朝日奈は思い当たる節がない。刑部が見ていたということは路上ライブでのできごとだ。うんうんと頭をひねって今日のできごとを振り返りようやく思い至ったのは、星奏学院高校で同学年だったがほとんど接点のなかった男子がお客として現れたことだ。路上ライブ感動したからと、なぜか朝日奈に連絡先を聞いてきた。しかし途中で怖い微笑みを浮かべた刑部が割って入ってきたため、その男子はそそくさと退散した。
「本当にあれが楽しそうに見えてたなら、斉士の目はフシアナだと思うけど」
1198この刑部の笑顔はおもしろくないときの表情だと、お付き合いはじめてから二年ほど経過して、大学生になった朝日奈はすぐに気づく。
刑部の言う、楽しそうに話していた自分に朝日奈は思い当たる節がない。刑部が見ていたということは路上ライブでのできごとだ。うんうんと頭をひねって今日のできごとを振り返りようやく思い至ったのは、星奏学院高校で同学年だったがほとんど接点のなかった男子がお客として現れたことだ。路上ライブ感動したからと、なぜか朝日奈に連絡先を聞いてきた。しかし途中で怖い微笑みを浮かべた刑部が割って入ってきたため、その男子はそそくさと退散した。
「本当にあれが楽しそうに見えてたなら、斉士の目はフシアナだと思うけど」