ひつじのゆめ
DONE軽率に思いついた始祖の家族パロです。最初だけど捌のターン。設定はふわふわですが、とりあえず壱〜拾が小学生なことだけ頭に入れておけば読めます。
※まだ履修が甘いので、キャラ崩壊等が起こっているかもしれません。ご注意ください。
一番星のゼリー 新作のスナック菓子が出たとか、商店街に新しくできたケーキ屋さんが美味しいとか、クラスでは新しいおやつの話が飛びかっている。けれど、シングマンにとっての一番は小さな時から変わらない。
――スプーン良し、飲みもの良し、まさに完璧!
3回目の確認作業を終えて、シングマンは大きく頷いた。ここに同い年の兄たち(特に真ん中あたり)がいれば、念入りすぎると揶揄われていたかもしれない。けれど今この部屋にいるのは、シングマンともう一人だけ。
「待たせたな、シングマン」
上の方から優しい声がかかる。ぱっと顔を上げれば、そこには微笑むザ・マンの姿があった。シングマンが口を開こうとする前に、目の前へガラスの器が差し出される。
1523――スプーン良し、飲みもの良し、まさに完璧!
3回目の確認作業を終えて、シングマンは大きく頷いた。ここに同い年の兄たち(特に真ん中あたり)がいれば、念入りすぎると揶揄われていたかもしれない。けれど今この部屋にいるのは、シングマンともう一人だけ。
「待たせたな、シングマン」
上の方から優しい声がかかる。ぱっと顔を上げれば、そこには微笑むザ・マンの姿があった。シングマンが口を開こうとする前に、目の前へガラスの器が差し出される。