pagupagu14
DONE浄玄のハンドクリームの話。金木犀の香りって好きなんですが、玄奘に花言葉があっていておったまげました。プレイ後も未だに書いてしまうくらいには浄玄好きですし私の中に刺さってるなーと思います金木犀ーー店主、これは?
ーーあぁ、それは……っていうもんでなぁ
ーーひとつ、包んでもらえるか?
ーーあいよ、毎度あり!
***
「ただいま戻りました」
「悟浄!おかえりなさい」
ぱたぱと足音を鳴らしながら玄関へとやってきた玄奘に悟浄は愛おしくなりいつものように抱きしめそうになって、耐える。
「…?」
「あ、いえ、あの…ですね。今日はあなたに渡したいものがあるのです、玄奘」
そう言って靴を脱ぎ、室内へと入ると玄奘の手のひらの上に円型の小さめの容器をおさめた。
「何ですか?これ」
「塗り薬だそうです。水仕事が多い人が重宝するもので、保湿効果もあるのだとか」
「…そんなにみっともなかったですか?」
「い、いえいえ!そう言う意味ではなく!その、これは…香り付きのもの、らしく…普段俺が家にいない間家を守って、水仕事も多くしてくれてるじゃないですか。それに対する恩と、少しでもあなたの日常が華やげばいいと、そして…少しでも俺のことを思い出してくれやしないかと、思い…まして…」
1063ーーあぁ、それは……っていうもんでなぁ
ーーひとつ、包んでもらえるか?
ーーあいよ、毎度あり!
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「ただいま戻りました」
「悟浄!おかえりなさい」
ぱたぱと足音を鳴らしながら玄関へとやってきた玄奘に悟浄は愛おしくなりいつものように抱きしめそうになって、耐える。
「…?」
「あ、いえ、あの…ですね。今日はあなたに渡したいものがあるのです、玄奘」
そう言って靴を脱ぎ、室内へと入ると玄奘の手のひらの上に円型の小さめの容器をおさめた。
「何ですか?これ」
「塗り薬だそうです。水仕事が多い人が重宝するもので、保湿効果もあるのだとか」
「…そんなにみっともなかったですか?」
「い、いえいえ!そう言う意味ではなく!その、これは…香り付きのもの、らしく…普段俺が家にいない間家を守って、水仕事も多くしてくれてるじゃないですか。それに対する恩と、少しでもあなたの日常が華やげばいいと、そして…少しでも俺のことを思い出してくれやしないかと、思い…まして…」