おさかな
DONE大学3年くらいの牧諸息を吸うように諸星海南大進学ifです
自室のベッドで寛いでいると不意に視線を感じた。厚みのある体に浅黒い肌、年不相応に貫禄のある相貌と、人目を引く容姿をしている自覚はある。また多くの部員たちを束ねる立場にあることもあり注目されることには慣れたもので、基本的には見られているなと思うだけに留め、深く気にせず放っておくようにしている。
しかし今はどうにもままならない。ソワソワと浮ついてならないのだ。それは待てど暮らせど視線がやむことがないからである。見過ぎだ、どう考えても。こうもマジマジと見つめられては流石に気になって仕方がない。そして理由はもう一つ。それは視線の主が良き友人であり頼りになるチームメイトでもあり、そして牧が密かに想いを寄せる男——諸星大、その人であるからだ。
4164しかし今はどうにもままならない。ソワソワと浮ついてならないのだ。それは待てど暮らせど視線がやむことがないからである。見過ぎだ、どう考えても。こうもマジマジと見つめられては流石に気になって仕方がない。そして理由はもう一つ。それは視線の主が良き友人であり頼りになるチームメイトでもあり、そして牧が密かに想いを寄せる男——諸星大、その人であるからだ。