なた(@zaffiro_f)
DONE事件の後に滅茶苦茶働いてた残を癒宇が労る話。癒宇は(自分が残を見ておかないと…)って思ってたらいいなって癒残「ようやく終わった〜!」
作戦室の扉を勢いよく開け放った残が開口一番に叫ぶと、中で一人作業をしていた透が傍に寄ってきた。
「お疲れ様です。これでひと段落ですね」
学園を中心に起きた事件から約一ヶ月後。残たち公安学園対策チームは事件の後始末に追われていた。学園内外に公安の協力者は多く集まり事件自体は収束したが、その後の上層部への報告や事件に関わった生徒達の処遇の交渉などいわゆる“多方面への調整”に対応できる人員は公安メンバーの中でもかなり限られており、リーダーである残は誰よりもこの調整に奔走していた。
「ああ。何とか終わってよかったぜ」
事件の直後から残はあちこちを駆け回って証拠や意見を集め、複雑な事件の経緯と今後の対策をまとめ上げ、誰も理不尽を被ることがないよう上層部にも掛け合い、なんとか説得をしてようやく一区切りをつけることができた。たった今そのための報告会を終えてきたばかりの残はしばしの解放感に浸っているのかいつもより表情がゆるんでいる。
2317作戦室の扉を勢いよく開け放った残が開口一番に叫ぶと、中で一人作業をしていた透が傍に寄ってきた。
「お疲れ様です。これでひと段落ですね」
学園を中心に起きた事件から約一ヶ月後。残たち公安学園対策チームは事件の後始末に追われていた。学園内外に公安の協力者は多く集まり事件自体は収束したが、その後の上層部への報告や事件に関わった生徒達の処遇の交渉などいわゆる“多方面への調整”に対応できる人員は公安メンバーの中でもかなり限られており、リーダーである残は誰よりもこの調整に奔走していた。
「ああ。何とか終わってよかったぜ」
事件の直後から残はあちこちを駆け回って証拠や意見を集め、複雑な事件の経緯と今後の対策をまとめ上げ、誰も理不尽を被ることがないよう上層部にも掛け合い、なんとか説得をしてようやく一区切りをつけることができた。たった今そのための報告会を終えてきたばかりの残はしばしの解放感に浸っているのかいつもより表情がゆるんでいる。