ytgr_9u
DOODLEおてこて両片想い本丸でりいだあが顕現したときのおてぎねさんの話。※蜻村が茶番に付き合ってくれています。
じぇらしー「りいだあ! れっすんしましょう!」
「お、やろうか」
庭の方から、元気な声と共に稽古場に向かう足音が聞こえてくる。
「……やめんかその顔」
「顔?」
「自覚、ないんデスねぇ」
蜻蛉切、村正と共にさやえんどうの筋取りをしていた俺は、手を止めて顔を上げる。呆れた目で俺を見ていた蜻蛉切は、視線が合うとため息をひとつ吐いて、また筋取りを再開した。
「顔? なぁ俺どんな顔してた?」
「自分の胸に聞いてみたらどうデス?」
向かいに座る村正は、俺に答えながら器用に手を動かし続けている。
俺は深く息を吐き、持っていたさやえんどうを投げ出して畳の上に寝っ転がった。
「おい、手は動かせよ――」
蜻蛉切が口うるさく何かを言ってくるが、俺の今の状態では頭に入ってこない。俺は蜻蛉切の言葉は聞こえないフリをして、静かに目を閉じた。
1503「お、やろうか」
庭の方から、元気な声と共に稽古場に向かう足音が聞こえてくる。
「……やめんかその顔」
「顔?」
「自覚、ないんデスねぇ」
蜻蛉切、村正と共にさやえんどうの筋取りをしていた俺は、手を止めて顔を上げる。呆れた目で俺を見ていた蜻蛉切は、視線が合うとため息をひとつ吐いて、また筋取りを再開した。
「顔? なぁ俺どんな顔してた?」
「自分の胸に聞いてみたらどうデス?」
向かいに座る村正は、俺に答えながら器用に手を動かし続けている。
俺は深く息を吐き、持っていたさやえんどうを投げ出して畳の上に寝っ転がった。
「おい、手は動かせよ――」
蜻蛉切が口うるさく何かを言ってくるが、俺の今の状態では頭に入ってこない。俺は蜻蛉切の言葉は聞こえないフリをして、静かに目を閉じた。