Nora_Ma13
PASTフォロワーさんたちに影響されてはじめてかいたdzdn(もどき)普段書いていないCPなので解釈違いは大いにあると思います。投稿するか悩んだ末のポイピクに投下
※御本家様の小説から引っ張ってきたネタがあります
わるいゆめ 二人で酒を飲んだ夜、ふらふらとゆれる頭で布団をかぶった。
「灯りを消して」
「よし」
「口を開けておくんだよ」
「うん」
手馴れたように聞こえる指示に相槌を打って、手探りでガス管の口を開いた。
それから、それから、どれくらい経ったのか。いつの間にか寝ていたらしい。目を覚ました自分は正気に返っていて、たちまち自分のしでかしたことが恐ろしくなった。
布団を抜け出した。ガス管を閉じた。慌てて、外に逃げ出した。一緒にいこうとした相手を置いて。
次の日、自分に置いていかれたあいつは死んでいた。布団を被ったままで。最後に見た姿のままで。大きく口を開けて、死んでいた。
檀は布団を蹴り飛ばす勢いで跳ね起きた。寝ていたにもかかわらず、酷い量の汗が寝間着を湿らせている。荒い呼吸をなかなか落ち着けることが出来ない。着の身着のままで部屋を飛び出した。
2436「灯りを消して」
「よし」
「口を開けておくんだよ」
「うん」
手馴れたように聞こえる指示に相槌を打って、手探りでガス管の口を開いた。
それから、それから、どれくらい経ったのか。いつの間にか寝ていたらしい。目を覚ました自分は正気に返っていて、たちまち自分のしでかしたことが恐ろしくなった。
布団を抜け出した。ガス管を閉じた。慌てて、外に逃げ出した。一緒にいこうとした相手を置いて。
次の日、自分に置いていかれたあいつは死んでいた。布団を被ったままで。最後に見た姿のままで。大きく口を開けて、死んでいた。
檀は布団を蹴り飛ばす勢いで跳ね起きた。寝ていたにもかかわらず、酷い量の汗が寝間着を湿らせている。荒い呼吸をなかなか落ち着けることが出来ない。着の身着のままで部屋を飛び出した。