nappa_fake
DONE最初はショチャンを酔わせようかと思ったけど、ノさんがそんなこと許すわけないから止めに入りました。甘えの代償 それはある夜のこと。彼は自身の属するシンジュ団の長と共にギンガ団、コンゴウ団との打ち合わせ……という名の宴会に参加していた。
(まあ、こうなるのは承知の上ではありますが)
飲めないわけではないが、別段酔うわけでも饒舌になるわけでもない彼は部屋の隅で静かに盃を傾ける。
時折かけられる声に彼が如才なく答えられるのは言ってしまえば年の功だ。なにしろシンジュ団は閉鎖的な集団なので村八分は文字通り死んだ時以外はいないものと扱われる。ヒスイの極寒の大地でそうなることの恐ろしさは嫌というほど身に染みていた。
ふと彼が部屋の反対側の隅に目をやると見覚えのある少女が、彼女の属するギンガ団の青年に飲み物を勧められていた。
2544(まあ、こうなるのは承知の上ではありますが)
飲めないわけではないが、別段酔うわけでも饒舌になるわけでもない彼は部屋の隅で静かに盃を傾ける。
時折かけられる声に彼が如才なく答えられるのは言ってしまえば年の功だ。なにしろシンジュ団は閉鎖的な集団なので村八分は文字通り死んだ時以外はいないものと扱われる。ヒスイの極寒の大地でそうなることの恐ろしさは嫌というほど身に染みていた。
ふと彼が部屋の反対側の隅に目をやると見覚えのある少女が、彼女の属するギンガ団の青年に飲み物を勧められていた。