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MOURNING【優先順位】ボルクザ?クザボル?
ボルさんには恋愛以上に大事なものがあるってだけの話。
漫画にする気力がないので供養。俺と同僚のボルサリーノは所謂恋仲だ。
ただ、俺は一つ疑問がある。
「あんた、本当に俺が好きなのか?」
「何だい急に。恋人だから当然だろう。」
抱き寄せようとするその手を振り払った。
何かを誤魔化す時、こいつはハグやキスをしようとする。
「俺の順位、アイツよりも下だろう。」
「…。」
アイツ、とはこれまた同僚のサカズキの事。
ボルサリーノの幼馴染であり親友だ。
「…そうだっけぇ?」
視線を逸らそうとするボルサリーノの顔を掴み向き合わせる。
「そうだよ。あんたはアイツを一番に置いてる。俺には分かる。」
「…………困ったねぇ~……。」
「否定しねぇなら肯定ととるぞ。」
「…。」
ここでまた否定しないということは、肯定ととって間違いないのだろう。
いつだってそうだ。
俺と2人きりでいる時もサカズキから呼び出されれば迷いなく向かう。
戦場でもサカズキに対して常に気を配り、助けに行く。
仕事中もよく傍にいて、サポートしている。
その様子が仲睦まじく、ボルサリーノもまたどこか幸福な表情を見せる。
これじゃあどちらが恋人かわからない。
「不満なら別れてもいいよぉ。」
ふう…と短 1108