メルズ前沼。
DONE【化け物の夢】此方は依頼品となっております。
此方の絵はイラストとして載せてます。
【化け物の夢(サイバー三号)】化け物の夢(サイバー三号)
暗闇が辺りを包む中、私はふと目が覚めた。
い草の慣れ親しんだ畳の匂いと、使い慣れた布団と見慣れた部屋。
その布団から上半身を起こせば何故か全身が焼ける程に痛く、そして冷たい。
「起きたか」
「······?」
見知った部屋に、見知らぬ気配。
掛けられた言葉にそちらの方へと身体を向ければ、ソレは閉め切られた障子の向こうから私に再び声を掛けた。
「目が覚めたか?」
「············貴方は誰ですか?」
「······」
月明かりに照らされたその“ 影 ”は何も答えることは無く、スっと柱の影に消えて見えなくなった。
「っ!」
ズキン、と痛む身体。
あぁ、身体が痛い。
きっと寝過ぎた所為だろう。
暫く痛みが治まるのを待ってから、私は布団から起き上がる。
3532暗闇が辺りを包む中、私はふと目が覚めた。
い草の慣れ親しんだ畳の匂いと、使い慣れた布団と見慣れた部屋。
その布団から上半身を起こせば何故か全身が焼ける程に痛く、そして冷たい。
「起きたか」
「······?」
見知った部屋に、見知らぬ気配。
掛けられた言葉にそちらの方へと身体を向ければ、ソレは閉め切られた障子の向こうから私に再び声を掛けた。
「目が覚めたか?」
「············貴方は誰ですか?」
「······」
月明かりに照らされたその“ 影 ”は何も答えることは無く、スっと柱の影に消えて見えなくなった。
「っ!」
ズキン、と痛む身体。
あぁ、身体が痛い。
きっと寝過ぎた所為だろう。
暫く痛みが治まるのを待ってから、私は布団から起き上がる。