tsubasa_cleumi
DOODLE8人大所帯な学パロ。クレ海&ジェオイのお話。(ラン光・フェ風の前提)
タイトルは拙作「勝負にならない!」を意識していますがお話は繋がっていません。
年を越せない!パパとママが年越しの外出許可をくれたのは、長年付き合いのある光や風の信頼感と、幼馴染でもあるクレフの同行。それから――
過保護な二人を最終的に納得させたのは〝ボディガード役〟として紹介したランティス、それからイーグルとジェオの体格によるところが大きかったんだと思う。
クレフやフェリオも、決して頼りのない体格なわけではない。
けれど、この大きな三人を前にすると、私たちと同様〝守られる側〟の人間に見えなくもない。
大みそかの夜、事前に決めていた順番で皆の家を回り、一人ずつ回収していく。
八人全員が揃った頃には年越しまで一時間と少し、という頃合いになっていた。
慌てて屋台を回る。参道にはすでに長い列ができていて、甘酒をすすりながら待つ人たちも多かった。私たちも、鳥居の向こうの神様に頭を下げつつ飲食を失敬する。とにかく寒くて、何か温かいものを口にせずにはいられなかった。
3352過保護な二人を最終的に納得させたのは〝ボディガード役〟として紹介したランティス、それからイーグルとジェオの体格によるところが大きかったんだと思う。
クレフやフェリオも、決して頼りのない体格なわけではない。
けれど、この大きな三人を前にすると、私たちと同様〝守られる側〟の人間に見えなくもない。
大みそかの夜、事前に決めていた順番で皆の家を回り、一人ずつ回収していく。
八人全員が揃った頃には年越しまで一時間と少し、という頃合いになっていた。
慌てて屋台を回る。参道にはすでに長い列ができていて、甘酒をすすりながら待つ人たちも多かった。私たちも、鳥居の向こうの神様に頭を下げつつ飲食を失敬する。とにかく寒くて、何か温かいものを口にせずにはいられなかった。
tsubasa_cleumi
DOODLE※学パロ・クレ海&ジェオイはクラス違いの同級生。
・海→→→クレ(かなり好き)
・あとはみんな仲良しみたいなお話です。
※クレさんの生足は私の癖です
※ジェオの身長はこれからまだ伸びます
結局クレさんを愛でたいだけの話(👕)「ちょっと、ふふ、ウミ。笑ったら失礼ですよ」
「そういう、ひ、イーグルだって、笑ってるじゃない」
体育館の壁にもたれながら、イーグルと海は互いの脇腹を肘でつつきあった。
不運が重なった結果だった。
3,4限を通して行われる学年合同の球技大会のその直前。
校舎を出て、体育館へ移動する途中のことだった。
他学年の生徒がふざけて三階のベランダから落としたボールが、海の歩く真横の水たまりに落下した。
ボールは着水し泥水を跳ね上げる。
真白な体育服は、完全に茶色に染まった。
海は一跳ねの泥を受けることもなく無事だ。
代わりに、この世の泥のすべて請け負ったのが、クレフだった。
生徒は青ざめ逃げ出していく。予鈴が鳴る。追う余裕はない。
1463「そういう、ひ、イーグルだって、笑ってるじゃない」
体育館の壁にもたれながら、イーグルと海は互いの脇腹を肘でつつきあった。
不運が重なった結果だった。
3,4限を通して行われる学年合同の球技大会のその直前。
校舎を出て、体育館へ移動する途中のことだった。
他学年の生徒がふざけて三階のベランダから落としたボールが、海の歩く真横の水たまりに落下した。
ボールは着水し泥水を跳ね上げる。
真白な体育服は、完全に茶色に染まった。
海は一跳ねの泥を受けることもなく無事だ。
代わりに、この世の泥のすべて請け負ったのが、クレフだった。
生徒は青ざめ逃げ出していく。予鈴が鳴る。追う余裕はない。