8ruta_lm
DONEもろもろ捏造かおるくんがこういうメンヘラだったらいいなって話
不眠症のかおるくん 日付けが変わって一時間足らず。潤はバー「R. I. P.」のホールを少しだけ覗いて、すぐに考えを改めた。世絆への挨拶はスタッフに預けて、ラウンジに行こう。出迎えてくれた新人にその旨を伝えて一旦裏口にまわる。
この時間のデッドライトシティはまだ明るい。世絆が経営するバー「R. I. P.」もそうで、ホールはひどく賑わっていた。高級感を売りにするバーだから馬鹿騒ぎするような客はいないが、客の多さとスタッフの仕事の機敏さ、世絆の表情が賑わいを表現している。それは世絆が理想とするバーの形だろうとひと目でわかるほどだった。ならばわざわざ邪魔することもない、とすぐに気づいた。彼にお金を落とすことが目的ならラウンジでもできる。そちらでの飲食費もきっちりツケにされているのだから。
7798この時間のデッドライトシティはまだ明るい。世絆が経営するバー「R. I. P.」もそうで、ホールはひどく賑わっていた。高級感を売りにするバーだから馬鹿騒ぎするような客はいないが、客の多さとスタッフの仕事の機敏さ、世絆の表情が賑わいを表現している。それは世絆が理想とするバーの形だろうとひと目でわかるほどだった。ならばわざわざ邪魔することもない、とすぐに気づいた。彼にお金を落とすことが目的ならラウンジでもできる。そちらでの飲食費もきっちりツケにされているのだから。