ゆるはら
DONE #刀さに猫の日 兼さに朝起きたら主が猫になっていた。「………まじか」
隣で寝ていたはずの彼女はにゃあ、と可愛く鳴いて、少しだけ不安そうに頭をこすりつけてきた。
「………おーおー」
のどの下を撫でてやると、きもちよさそうにゴロゴロと喉を鳴らす。
「かぁわいいなあお前」
呟くと、にゃんっとお腹にのしかかってきた。
「おいおいなんだ?どうした?」
オレのお腹に乗るのが楽しいらしく、なんどかふみふみと踏んだ後、再びにゃあんと胸に体をすり寄せる。
「…………ひょっとして、オレに甘えてる?」
彼女は何も答えずに体をひっつけ続ける。
「………かわいいぜ、主」
それにしても何で猫になんかなっちまったんだろうなあ、と思ったところで、ああひょっとしてこいつは夢かと思い始めた。
「別にどっちだっていいんだけどな、オレはどんなあんただって好きだし、かわいいって思ってんだからよ」
きょとんとした猫の額に口づける。
――次の瞬間。
「わっ」
「!!!???」
猫の代わりに裸の主がいた。
「…………。」
「…………いや、あの、その、きょう、ねこのひ、ってきいたので、なんかその、つうはんで、その」
しどろもどろと言い訳を連ねる女をかわい 508