mitsumame_kiki
DOODLE猫の日梅闇。この間の話の続きとかではないけど、無自覚闇慈と苦労人の姐さんのお話。猫神「なんだ?それ」
闇慈の腕の中の生き物を見る。
「ん?猫」
「猫はわかってる。どうしてお前がそれを抱えてるのかって話をしてんだ」
それなりに大きなその猫はふてぶてしく闇慈の腕の中に納まり、ごろごろと喉を鳴らしている。
仕事というか出稼ぎというか、舞の帰りだったのだろう。
きちんと着込んだ着物の袷に猫が潜り込んで、闇慈が擽ったそうに笑う。
「こら、んなとこ舐めんなって。あぁ、これなぁ。今日舞わせてもらったご神木の化身っつーか、まぁそんなもんだ」
確かに猫は法力の塊のような存在だった。
ただ、問題はそこではない。
「そのご神木の化身がどうしてお前の腕に納まってんのかって聞いてんだがなぁ」
「どうも舞を気に入ってくれたみたいで。まぁ懐かれたというか、憑かれたというか」
817闇慈の腕の中の生き物を見る。
「ん?猫」
「猫はわかってる。どうしてお前がそれを抱えてるのかって話をしてんだ」
それなりに大きなその猫はふてぶてしく闇慈の腕の中に納まり、ごろごろと喉を鳴らしている。
仕事というか出稼ぎというか、舞の帰りだったのだろう。
きちんと着込んだ着物の袷に猫が潜り込んで、闇慈が擽ったそうに笑う。
「こら、んなとこ舐めんなって。あぁ、これなぁ。今日舞わせてもらったご神木の化身っつーか、まぁそんなもんだ」
確かに猫は法力の塊のような存在だった。
ただ、問題はそこではない。
「そのご神木の化身がどうしてお前の腕に納まってんのかって聞いてんだがなぁ」
「どうも舞を気に入ってくれたみたいで。まぁ懐かれたというか、憑かれたというか」