pagupagu14
DONEカップル/火日(コルダ)無印の火原√良すぎて書いてしまった…何げに火日は初書き
カップル 「香穂子~、彼氏もう来てるわよ~!」
昨日までは否定の言葉を反射的に返していた香穂子だったが今日からはそれを返すことはない。ヴァイオリンケースを担ぎ、通学鞄を手に取ると香穂子はそのままローファーを履いてドアノブに手を伸ばす。
「行ってきます!」
いってらっしゃい、と返したあと香穂子の家族たちは同意を求めるように見つめ合う。
「…彼氏じゃないって言わなかったわね」
「…ああ」
「もしかして、付き合うことになったのかしら」
「ま、まさか…!」
「いや~色っ気がなかった香穂子にもついに春が…」
香穂子の父は淋しさのあまり新聞を持つ手が震えるのだった。
***
「火原――、和樹先輩、すみませんっ!」
「ううん、全然待ってな――…えっ、ちょっと香穂ちゃん、もう一回言ってくれない!?」
1058昨日までは否定の言葉を反射的に返していた香穂子だったが今日からはそれを返すことはない。ヴァイオリンケースを担ぎ、通学鞄を手に取ると香穂子はそのままローファーを履いてドアノブに手を伸ばす。
「行ってきます!」
いってらっしゃい、と返したあと香穂子の家族たちは同意を求めるように見つめ合う。
「…彼氏じゃないって言わなかったわね」
「…ああ」
「もしかして、付き合うことになったのかしら」
「ま、まさか…!」
「いや~色っ気がなかった香穂子にもついに春が…」
香穂子の父は淋しさのあまり新聞を持つ手が震えるのだった。
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「火原――、和樹先輩、すみませんっ!」
「ううん、全然待ってな――…えっ、ちょっと香穂ちゃん、もう一回言ってくれない!?」