Renri_NED
DONEクルドジの③⑤です。友達の誕生日のために書いた、③の誕生日話。
誕生日には目一杯のありがとうを「生まれてきてくれて、ありがとう」
大切な人の誕生日は、一年で一番それを感じる日だ。
「それじゃあみんな、また今度。 おやすみなさい」
「「「おやすみなさーい」」」
「おやすみ〜」
本格的な秋の訪れを感じさせる涼し気な十月の夜、僕と貴之は見送ってくれる颯、瞬、蒼真達に笑顔で別れを告げる。
瞬の姉であるあさみさんの店から、貴之の家へ向かういつもの帰り道、貴之の右手と俺の左手には、貴之への誕生日プレゼントが詰まった紙袋が下げられている。
「それじゃ、帰りますか」
「そうだな」
貴之の前に差し出した右手を、貴之は当たり前のように握り、俺たちは歩き出す。街灯に照らされた住宅街の道には、秋の涼し気な夜風とと共に微かに金木犀の香りが薫り始めている。
2107大切な人の誕生日は、一年で一番それを感じる日だ。
「それじゃあみんな、また今度。 おやすみなさい」
「「「おやすみなさーい」」」
「おやすみ〜」
本格的な秋の訪れを感じさせる涼し気な十月の夜、僕と貴之は見送ってくれる颯、瞬、蒼真達に笑顔で別れを告げる。
瞬の姉であるあさみさんの店から、貴之の家へ向かういつもの帰り道、貴之の右手と俺の左手には、貴之への誕生日プレゼントが詰まった紙袋が下げられている。
「それじゃ、帰りますか」
「そうだな」
貴之の前に差し出した右手を、貴之は当たり前のように握り、俺たちは歩き出す。街灯に照らされた住宅街の道には、秋の涼し気な夜風とと共に微かに金木犀の香りが薫り始めている。