食前戯昼休みになると上級生の教室にひょこっと顔を出しては、真っ直ぐにパクテジュンの席へやってくる可愛い後輩。
丸い眼鏡が光を反射してキラキラ煌めく様は幼く健気な気配を感じさせる。
「オクタビオ」
当たり前かのようにテジュンの膝の上にぽすんと乗っかる身体は細身で軽い。
日常生活用の義足はカーボン製で特に軽く負担のないよう作られている分、そこらの女子よりも軽いようにも感じる。
「屋上いかないの?」
持参したコンビニ袋からサンドイッチとパック牛乳を取り出しているのを見て呟くと、
「たまにはここで食おうかなって」
「ふうん。いいよ」
軽く支える程度にテジュンはオクタビオの腹に手を回して添えると、もぞりと腰が震えるのを感じて、テジュンは目を細めた。
「いただきまーす」
購買で買ったあんパンを2、3口で平らげてペットボトルをあっという間に空けたテジュンは、もくもくと行儀よく食事するオクタビオを好きにさせつつスマホを眺めながらも、腹に当てた手をやわやわと上下に蠢かせる。
シャツの上から胸元をそっと撫で、乳首の位置は目を瞑ってもわかる。指先で軽く掠めて何度かくるくるとなぞって、指の腹で形を確かめる。まだ柔らかく小さなその突起を、生で見たい。テジュンは静かに喉を鳴らす。
ゆっくりと脇腹を撫でながら薄い腹筋を確かめて、臍にあたる部分を軽くほじくるように指を埋める。すぐにベルトに当たるので、それを超えてスラックスの中央を大きな手で包み込んで、そっと握るようにすると、とうとう食事を終えたオクタビオが熱い吐息を漏らして、
「ちょっと、…やっぱ、屋上…いきてぇ」
もじもじと腰を揺らす。少し意味深に開かれた脚は、テジュンの少し熱くなったふくらみにあてがうようにお尻を押し付けパズルのピースが合うほどにぴったりとして待ちきれない。
教室でランチは周りの目もあるし、次からは二人きりでしようと提案することにしたテジュンだった。