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    web再録にプラスαで描いたら長いものになってしまった新刊でしたが、原作の内容を踏まえ、幻覚に至ったあれこれ考えた事などを。自己満足の塊。
    自分語りっぽくなりがちなのと主語デカいので気をつけてください。ゆうてほぼ幻覚なので…。

    【心臓で暖を】についてつらつら◾序盤のふたり旅
     エンジュといかりの湖伝聞、どっちが先なのか分からないんですが、ポケモンジェネレーションズの回想が江戸時代っぽかったので、明治初期から数年前が村焼きだと思えば、村焼きの方が後かなと思ってエンジュに支援を求めていく流れになりました。期間めちゃ空いてる可能性はありますが…ご都合展開。銀河団が色々支援もらう前に人を集めていたので、そうなるとチョウジに近い都のエンジュ辺りが便も良さそうな気もしたので。
     ギャラドスの図鑑説明やいかりの湖伝聞、ムベさんの話からして、大きな抗争の結果かなりの被害が出てそうだったので、恨む生き残りの人もいたんじゃないかという推測。遠距離射撃なのでテッポウオにやってもらいました(図鑑説明)パルシェンの殻ならなんとかなるやろという適当な考えなんですが、パルシェンの殻って加工できるんですかね…。
     ここで描きたかった所、静かにブチ切れた懐刀さんと、デンボクさんからの重い言葉。ヒスイの地では懐刀として使おうとはしておらず、テンガン山ムベさんは独断の始末ムーブだと思ってるので、その走りみたいなのをアレコレ考えた結果みたいな感じです。懐刀に主人を斬GO判断してる部分ではあるけど、この時点でもう後半の意味合いが入ってますという前提。
     デンボクさんが奥さん大事に想ってる想われてる描写と、ジョウト出ポケモン何匹か描けて満足です。スリバチ山は比叡山だと見立ててるので、比良颪は春から初夏のイメージです。
     
    ◾️ep.1
     この話とep.0から今回の話を膨らましてどんどん追加していったのですが、手が冷たい事そんな長年気にすんのかい。デンボク少年もまだ幼いので、ムベさんの為にも頑張るねが言えるし、行動原理がまだ狭い頃。
     
    ◾️ep.2
     忍者といえば毒なので(セキチク忍者の強印象)
     まだ主従としての距離がある二人。ムベさんがデンボクさんの代わりに傷を受けるという描写は後の展開に必要だったので入れた話なんですが、マジカルフレイムキャラが居ないので炎パン覚えさせたラルトスという苦しい手数の少なさ。人の上に立つ立場というより自己犠牲も厭わないような守るものに対してのアイデンティティみたいなの、ムベさんを見てての発露だったらいいなというお話。
     
    ◾️ep.3~5
     距離感大体バグってくる辺りと、純朴少年からかってた所からどんどんデンボクさんの方が余裕出てくるようになる過程…ここは確実に趣味です。また手が冷たい事引きずってたりする。ムベさんガチ恋してる表情と心情で赤面させてしまってますが、まあミツルくんも赤面キャラだしいいかと思い…。ここら辺で『葉隠』に影響されて考えていたので、命を賭して仕える方は恋に近いものを持ってるとも言われてる云々を、私が描くからあからさまになってます…ハイ。本心は墓まで持ってくつもりの忍びなので、別嬪言われてから髭生やした事にしました。
     この二人の個人的に好きな所は、主従関係でありながらも対等な所なので、長年一緒に居て培われたものだといいなと思っています。本編での戦闘後「救って”やれ”」に対しての感情あれこれ考えると、長年仕えたものだったり、歳の離れた兄弟のようなものだったり、色んな事が考えられますが、確実に一段階上の感情がある含みだと感じてるのですがどうなんでしょうか。そんな意味ないよと言われたら、それまでなんですが(全てに言える)そうであってください。
     
    ◾️ep.6
     ムベさんが守りたかった光景。デンボクさんの事好きな奥さんと、奥さんを愛してるデンボクさんで幸せになってほしいと心から願っていたと思っているので、デンボクさん周りを守りぬこうと孤独に奮闘してる時期。ムベさんともちょっと交流があったらいいなという。同担入った感じだと嬉しい。
     ♀のピクシーちゃんは奥さんの手持ち説で描いてますので、奥さんもピッピ族っぽいキャラ造形にしたつもりです(ポケモンあるある)イイトコのお家の所から、というのを強調したかったので、ちょっとキキョウ弁っぽくしたつもりなんですが、生半可なので地元の人怒らないでください。
     デンボクさんが大切にしていた事が分かるくらいには、仲の良い夫婦だったんじゃないかと思います。
     返り血浴びてるデンボクさんは当主になった辺りで、まあまあ近しい人を手にかけなきゃいけなくなった事があったという描写。ここでもデンボクさんからムベさんへの台詞が重い。デンボクさんはデンボクさんで、言わないけどムベさん血生臭い事やってんだろなあと察しながら、平和的な方向性も探ってるという若干のすれ違い。デンボクさん、本編では村焼かれたから平和的交渉に力を入れるようになったのもあったんでしょうけど、ご機嫌取りとシマボシさんに言われてた辺り、元から外交的な部分もやってたんじゃないかと思い。和睦は兵法の一種ですし。
     コイキングが血を吸ってギャラドスになる走りみたいな描写も入れたかった部分です。
     ムベさんの事永遠の14歳に見てる部分があるので、台詞回しが若干そんな感じ。
     
    ◾️主人公が落ちてくる少し前
     銀河団本部が内装できてきた辺りのお話。また触るの躊躇してる。
     村焼きの時に負った傷が残ってるという妄想設定です。ep.2のムベさんの傷跡より範囲広くしたかったので、やり過ぎた感はありますが。ムベさんが傷一つ付けたくなかったのに、守れなかった象徴として出したかったので、痛々しさが伝わればいいなと念を出しながら描いてました。明らかに筆が乗っている実感はあります。発汗機能、火傷のせいで落ちてるという雑な考えなんですけど、ファンタジーなので許してください…。
     絶望感を伝えたかったので、村焼き回想のあの描写は絶対に入れたかったんですが、ちょっと人の心無さ過ぎるなと思って、もう少しページ割くつもりだった所ガッツリ減らしました、ね…。仮想お子さんも描くつもりだったんですが、人の心が略。デンボクさんいじめ過ぎ。
     今回ゴーストポケモン沢山描けて楽しかったんですが、ヒスイというかあの時代の夜にゴーストポケモンがあちこちにシンボルで出てくる図、いいですよね。フワンテは本編依頼にもありましたけど、此岸と彼岸の境界を狭める象徴的な存在で好きです。図鑑説明では子供対象なんですけど、象徴なのでムベさんも言ってみただけという感じです。それほどあっちに引っ張られてしまうのを恐れてるという意味合いでもあり。忍者業も封じられて殺気と毒気がすっかり抜けてしまっていますが、「ポケモンは恐ろしい生き物」という話ができるのはここのパートしかないので、フワンテ一匹でこいう描写ができるのも、ヒスイのこの初期感だけですね。現代では発電所に金曜限定でしか会えない存在になってるのも比較して美味しいですね、フワンテ。
     ここで縋る神の存在は、本編的にはアルセウスになるんですけど、ムベさん的にはテンガン山のつもりです。チョウジだし、山岳信仰が根付いてそうだという勝手な想像。ポケモン自体山岳信仰要素多くて好きな部分なんですけど。
     始まりの浜辺、希望の光が出てきて「転」に入ったという感じです。結果的に主人公という種を蒔いたのはアルセウス様なんですよね。
     
    ◾️テンガン山下山
     話の流れ変わったな…パート。テンガン山墓地、神殿に近くてロケーション最高だったので入れたかった場所です。手持ちのポケモンがずっとムベさんの恐怖心栄養にしてたの、ヒスイのポケと人のまだ一枚隔たりがあるような関係性も描きたかった部分でした。
     感情こじらせた結果、ずっと本懐の死に場所求めて消失願望に近い感情持ってた自分にドン引きする(身も蓋もない)んですが、そもそもムベさんの感情は『葉隠』の”終道”の概念に近いもの持っているというのを前提としていたので、それに沿った流れにしようと先に考えての話でした。
     急に南下する台詞出すようになったから、こう、テンガン山でのお空キレイ…の後に何か決心する事があったんじゃないかという勘繰りの産物です。作った人、そこまで考えてないよ…。
     デンボクさんの事ロリだと思って描いてる事がよく分かる。
     また触るの躊躇してる。
     
    ◾️南下するか~
     まだ誰からもデザートイモモチに関してのツッコミをいただいていないのですが。擬態が完璧だった…?
     ここから最後までキーパーソン別に、先に語らせていただきます。
     
    ◾️主人公について
     コトブキ村、ひいてはヒスイ地方にとっての特異点なので、やっぱこのキャラ抜きにはできない話だったと思います。
     ムベさんはデンボクさんを救えるのは主人公だけだと思ったんだろうな、というのが神殿前洞窟で分かるのも、色々想いを感じて良いですよね。そして、バトルしてみたかったという。あそこで好戦的な部分をしっかり出して、だからこそ後の仕合や勝ち抜き道の直線上に、主人公は立たせる事ができたんだろうなと思います。勝ち抜き道、デンボクさんの副大将にムベさん置くって所と、「負け試合はしない主義だけどデンボクの為だから頑張る」アピールは何よ…てなりましたけど…デカい声で、何。
     話が逸れました。主人公がエムリットとの対話で出てきた感情について、あの短い三択に共通して感じた事を踏まえたかったので、デンボクさんやムベさんに対しての話を挟み込みたかった部分です。プレイヤーとしては第四の選択肢もあったかと思いますが、あそこは折り合いをつける場面だと思ってるので、私はあの三択の感情を主人公に持ってほしいなという自解釈です。最終的にポケモンバトルを通して交流するのが、ポケモンという世界観を象徴してて大好きなんですよね。冒頭にCQC殺りに行ってる懐刀さん描いといてアレですが。
     モクローとヒノアラシは、ミジュマルを最初に選んだのが分かる仕様。描きたかっただけと言われればそう…描いてて癒されるので…。
     主人公の存在はアルセウスの「貴方をこの世界に呼んで良かった」全肯定プレイヤーなので、主人公にも肯定してもらいたいのでした。冒頭で酷いキャスティングやらせてすみません。
     
    ◾️セキとカイについて
     セキニシパがムベさんに弟子入りしたタイミング、ヒスイの夜明けがあの南下台詞見た後に出てきたので、南下しばらくはしないんじゃないかなというのを都合よく解釈した感じです。時間を大事にする考えに、シンジュ団の場所(空間)を大事にするという考えにも、いいと思えるようになったという場面が好きだったので、ああいう台詞もサラッと言うでしょうセキニシパ。ちょっとカイちゃんリードしてほしいという気持ちも入ってます。
     
    ◾️ノボリさんについて
    「道」と「旅」について、車掌さんに切符を切ってもらいたかったので。旅路を案内する役目みたいなものが染み付いてて、ノボリさんも色々あって流れ着いた人生を肯定してほしいなという個人的な願望も含まれています。物語の締めとして、勝ち抜き道が美しいんじゃないかと思った次第です。出発進行。
     
     最終的に色んなキャラを詰め込みましたが、いい変化をもたらすきっかけとして、ヒスイでの出来事なので、あの二人だけの話にはしたくないというのもありました。「全ての命は別の命と出会い、何かを生み出す」がヒスイと、並びにDPtのテーマで共通してる部分だと思っているので。このテーマ、ヒスイで活きてるなという部分、人とポケだけでなく、人と人とも強く掛かっている所ですよね。毎回新しい事に挑戦してるポケモンが、レジェアルで大冒険したなという切り込み方、賛否は分かれそうな描き方も多々ありましたが、私個人としては大きく称賛したい部分です。そうしないと〝何か〟は生まれなかったと思います。
     できるだけ関わらせたいと捩じ込んだ人数も、尺の問題もありそれほど多くはないのですが…銀河団隊長、今回サザンカさんだけ出せてないんですよね、次回こそは…。ウォロさんは話が逸れてしまいそうなのでザックリ外したんですが、難しいんやあのキャラ動かすの…課題。
     
    ◾️先に逝くな
     この台詞は、デンボクさんがムベさんに「一緒に生きていたい」という前提で話をしてるので、始終そういう意味で話をしているというオチですね。デンボクさんの台詞はそこを主語として話をしているので、ムベさんに対して冒頭からいちいち台詞が重いんですけど、内容としては前向きです。でも本人に直接言わなきゃ分からんよ、それ。そういう部分は不器用なイメージなので。村焼きで大事な人を失った前提はあるものの、自分よりかなり歳上相手にする台詞としてはかなりアレな意味合い。
     ゴンベからカビゴンに進化したので、毒を食わらば皿まで、毒食べても平気ですね(図鑑説明より)。やっと触れた。
     
    ◾️ep.0
     陽と陰(隠)が約束によって交差する場面、自分でも気に入っている話です。「約束」はこの二人のキーワードになってるので、幼い頃に結んだものが何十年も続いていたらいいなと。昔の武家と忍びなので、身分差が大きかったんじゃないかと思うのですが、あの二人の対等な関係は、そういう所から始まっているかもしれないという可能性を…妄想した結果の産物でした。
     陽と陰、始終此岸と彼岸みたいな関係性なのも個人的に描きたかった所です。陰に引っ張られがちなムベさんを陽に導くのはデンボクさんであってほしいので。ミツルくんのイメージでも彼岸花は強いですし。
     ムベさんに関しては、先祖とかよりは転生した先がミツルくんなんかじゃないかと個人的には強く思っている所があります。デンボクさんとナナカマド博士みたいに造形とか口癖だけではなく、手持ちに加え、あんなに台詞完コピする子孫おらんやろ…。本質がまんま移動レベルなの、先祖子孫という枠を超えたコライドンとミライドンですよ(全世界先行未プレイ)
     
    ◾️タイトルについて
     末端冷え性のムベさんが暖かさを求めようとしたらデンボクさんに温められた話。センスとは。
     〝心〟を表したかったんですけど、心臓の方が物騒めいてるのでムベさんぽいかと思い。ムベさんをなんだと思っているんだ。
     表紙絵はミツルくんリスペクトの彼岸花と裏表紙は青空。ヒスイの空が好きなので。あと副題として『雨あがる』のイメージがあったので、雨降った後の水たまりと青空でもあります。そういう映画があるんですが、ああいう晴れ晴れとした最後になれる話がいいなと思って、物騒なタイトルの表紙に対しての爽やかな裏表紙にしました。『雨あがる』はいい映画なので是非。
     
     最終的に映画の宣伝みたいになってしまいましたが、あの二人の関係性を自分の中でやっと消化できた形の本が出せて、妄想と欲で固められた自己満足の塊ではありますが、なんとなくこれからの二人も描き続けていけるなと地盤が固まった感じではあります。どうだろう…まだやっぱ分からないな。
     また妄想の産物を目にすると思いますが、こういうのを描いてても許されてほしいという一心で描いているので、生暖かく見守ったり見守らなかったりでお願いします。
     
     長文失礼いたしました。
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