診断メーカーのやつ(了遊)※書きたい場所浮かんだので書いた話です
※つきあってない了遊。本編後の時空だと思う
※オチとかないよ(結局出られませんでした)
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遊作は了見と見知らぬ場所に閉じ込められていた。
白壁に明るい色のフローリング。備え付けのミニキッチンに、テーブルと一組の椅子。部屋の端にはソファもある。そこは、窓はないものの一見するとどこかにありそうなごく普通の部屋だ。
だが、一点だけ普通ではないことがあった。
『指を絡めて10分見つめ合わないと出られない部屋』
外へ唯一続くドアいっぱいにでかでかと書かれた明朝体黒色太文字。その文言通りドアには施錠されており、床にも天井にも他に外へ通じるような場所は見当たらない。
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