Recent Search
    You can send more Emoji when you create an account.
    Sign Up, Sign In

    わたぬき

    倉庫です。ヒプささろ/m100霊受/ワ太刀迅/
    くるっぷ:https://crepu.net/user/watanuki_layla

    ☆quiet follow Send AirSkeb request
    POIPOI 35

    recommended works

    MandM_raka

    MOURNING初めてのモブ霊書きかけ供養大人になってから反省する事は山ほどある。
     それは子供には言えないような失敗がどんどんと増えていく。俺が子供の頃は大人は失敗しないものだなんて思っていたが、実際は大人は失敗しても子供に言わないだけで、それを隠しているなり嘘で誤魔化しているだけなのだ。
     ああ、大人になるってのは本当に面倒だ。俺は昔から要領も良かったしどんな事だって適当に何とかしてきた。実際の所、そこまで大きな挫折ってのは味わったことがないかもしれない。
     自分でも思うが俺は何とも悪運が良いのだから。
     話は冒頭に戻る。大人になってから失敗する子供にも言えない失敗の代表、それは酒だ。昨日モブが成人になった記念に俺の奢りで飲もうって誘って、居酒屋で飯食いながら飲んでたのは覚えている。
     そこでベロベロに酔っぱらってモブに迷惑かけまくったとかならまだいい。今回の失敗はそんな事よりも最悪の状況だ。
     まず目が覚めて俺の視界に入ったのは見慣れない天井だ。その上裸だったんだから何をやってしまったかなんてわかりきっている。何ともありがちな展開ではあるが、実際に自分がこの立場になってみて分かったがめちゃくちゃにパニくる。
     酒飲んだ勢 9550

    みち@ポイピク

    DONE1/9インテのささろ無配。
    元ネタはロ`ノグコ→トダ〇ィ堂〇が後輩に配っていたアレです。
    宝くじを買わない俺ですが、いつの間にか宝くじに当たっていました。 大晦日前日の午前一時、盧笙はテレビで流れる深夜バラエティを見ながらテーブルに積まれたコピー用紙にはさみを入れていた。すでに空になった缶ビールと、食べ終わったピザの空き箱が片づけられないままにそこらに散乱している。盧笙が手にしたコピー用紙には、簓がボールペンで描いた招き猫が印刷されていた。それを線に沿ってちょきちょきと切っていく。隣で簓が切り取られた紙片に黙々と数字を書き込み、零はちびちびと持ち込んだ日本酒を飲みながら数字を書いた紙を束にしていく。
    「なんで俺らは夜中にこんなことしとんねん……」
     盧笙は文句を言いながらもはさみを動かし続ける。点けっぱなしのテレビには一昨年爆笑王で優勝した漫才コンビの初冠番組が流れていた。あんなに大きな賞を獲ったにも関わらず、まだ彼らは東京に進出するつもりはないらしい。関西ローカル局の深夜番組で身体を張ったロケをしながら、劇場で地道に漫才の研鑽を重ねている。その姿勢はとても好ましく、尊敬に値すると盧笙は感じていた。自分たちだったらどうしただろうか。もし爆笑王で優勝していたら、東京に進出して全国区の番組MCを目指してしたのだろうか。それともオオサカに残って漫才を続けていただろうか。きっと簓は劇場で漫才を続ける道を選んだだろう。簓は漫才がしたくてお笑いを目指したのだから。きっと、たぶん、隣に自分がいないから簓はMCや全国区の番組出演にも手を広げることを受け入れたのだ。今となっては考えても仕方がない選ばれなかった未来に、盧笙の心がちくりと痛む。
    10265