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    蚊取り線香

    @Nanashino3914

    一日に千字を目標に文字をかきかき。
    ジャンルばらばら。
    気に入ったやつで本を書きたい。

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    蚊取り線香

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    毎日かきかき1/20
    千ゲン。メカ千空。死ねた。

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    recommended works

    さかえ

    MAIKINGお付き合い後の雑伊の話 続きは書けたらいいなくらいで
    ざつい書きかけ「やあ、伊作くん」
     これ、お土産だよ。
     そう言って、あんまりにもなんでもない顔をして風呂敷包みを渡してくるものだから、伊作もつられてなんでもないふうを繕って「ありがとうございます」と応えざるを得なかった。途端、にっと目元をほころばせる長身の男を見上げる。その目は黒檀より黒々として、伊作に必要以上の感情を読ませない。
    「どうぞ、何もおもてなしできませんが」
     とりあえず中へと通し、急ぎ茶の用意をする。今日は左近もいないので、伊作が全てをこなすしかないのだ。
    「なんだか静かだね」
     何かを探すように視線を巡らせながら言う雑渡に、伊作はそのわけを話して聞かせた。すなわち、今日は一、二年生たちが合同実習として校外に出かけているということだ。三年生と四年生はその補助役として配置されているという。教員の多くがそちらの引率に回ったおかげで、伊作たち上級生組の本日の午後授業は自習となっていた。合同実習に付いていった者もいれば自己研鑽に励む者もいる。伊作はそのどちらでもなく、実習に付き添って行った校医の新野に代わってこの部屋を預かっているというわけだ。
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