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    さみぱん

    はじめての二次創作

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    さみぱん

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    会話だけの笹唯その2

    初出:2021.11.11

    ##笹唯
    #スタオケ

    11月11日は【笹唯】「今日、何の日か知ってる」
    「あっ知ってます! 確かお箸の日ですよね、今朝の情報番組で見ましたよ。アイドルグループがお箸の日に箸がテーマの曲をリリースって。ちゃんと聞いてないですけど、もしかして笹塚さんのでした?!」
    「いや。今日リリースのがあるとは聞いてないから違うんじゃないか。他には?」
    「えーと、まさかポッ〇ーですか…」
    「ああ、それ。今朝、仁科から聞いたんだけど」
    「や、やりませんよ!」
    「まだ何も言ってない」
    「どうせポッ〇ーゲーム誘って、また何か意地悪するつもりでしょ?!」
    「なんだそれ。あんたに意地悪した覚えないけど」
    「無自覚なの意味わかんないですね」
    「他にまだあるだろ」
    「えー、もう思いつかないです」
    「ダメか。あんたが11月11日を何の日って言うか仁科と賭けてたんだけど。その様子じゃ俺の負けだな」
    「は?! 勝手に賭けの対象にしないでくださいよ。ちなみに、笹塚さんは何の日のつもりだったんですか」
    「チンアナゴの日」
    「へ? 何ですかそれ」
    「ウナギ目アナゴ科に属する海水魚の一種。砂地から顔出してゆらゆらしてるやつ、見たことない?」
    「あー! 知ってる! 確かに11っぽいかも!!」
    「だろ。じゃ残念だけど、あんたは仁科と水族館デートな」
    「で、デートかどうかは置いといて、水族館いいですね。でも折角チンアナゴ見るなら笹塚さんの解説付きのが楽しそうだなぁ」
    「仁科と行くのが嫌なら、俺が勝ったことにしてもいいけど」
    「待って待って待って。嫌とは言ってませんてば。念のため確認ですけど、笹塚さんが勝ちならどうなるんですか」
    「俺とあんたでポッ〇ーゲーム」
    「それって賭けになってます?!」
    「さあ? お互い知らないこと経験した方が面白いだろ」
    「仁科さんはしたことあるんですね、そっか」
    「で、どっちにする?」
    「それ、私が決めちゃっていいんですか」
    「いいよ。好きな方選べば」
    「好きな方って言われても困るんですけど。…じゃぁ、ポッ〇ーで」
    「へぇ」
    「なんだか嫌な予感しかしませんよ?!」
    「待ったはナシな。ほれ、チョコの方あんたにやるよ。キスしたとき甘い方がいいしな」
    「ちょっと待って! キスする気満々なの?!」
    「だから待ったはナシだって。無条件に相手とキスできるゲームって聞いたけど」
    「仁科さん何てこと教えたんですかーー!」
    「じゃ、いただきます」
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    さみぱん

    DONEスタオケ版フリーライトへの参加作品です
    https://twitter.com/samipan_now/status/1528016739367198720
    いぶちこさん(@ibuchi_co)の、めちゃくちゃ可愛くて笹唯ちゃんも桜も満開なイラストにSSをつけさせて頂きました!

    少し不思議な体験をした笹塚さんのお話。
    頭の中でどんな音が鳴っているのか聞いてみたいです。
    初出:2022.5.21
    まぶしい音『それでね、今日────』
     電話の向こうの朝日奈の声が耳に心地いい。
     札幌と横浜、離れて過ごす日があると、小一時間ほど通話するのが日課になっている。最初はどちらからともなくかけ合っていたのが、最近は、もうあとは寝るだけの状態になった朝日奈がかけてくる、というのが定番になってきた。
     通話の途中で寝落ちて風邪でもひかれたら困るというのが当初の理由だったが、何より布団の中で話している時の、眠気に負けそうなふんわりした声のトーンが堪らない。
    『────。で、どっちがいいと思います?』
    「ん……なに?」
    『もう、また聞いてなかったでしょ』
     俺にとっては話の内容はどうでもよかった。朝日奈の声を聞いているだけで気分が晴れるし、何故か曲の構想もまとまってくる。雑音も雑念もいつの間にかシャットアウトされ、朝日奈の声しか感じられなくなっているのに、断片的な言葉しか意味を成して聞こえないのが不思議だ。
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    DONE出産祝いにフォロワーさんからナル●ヤインター●ショナルのギフト券をいただいてスタートした未来軸の妄想話です。いきなり銀唯の娘(中学生)が成宮にブチ切れるところから始まりますが、初恋泥棒の成宮が実は自分の母(ピナ)のことが好きだったんだとなんらかの事態で発覚して怒ってるんだなぁ〜という目で見てください🫶
    ネームレス娘と成宮の話ですが恋物語ではないです!銀唯もそんなに出てきません!ただの妄想です!
    大切なひと「全部ぜんぶ、わたしじゃなくてママに会うためだったんだ!」

     ほとばしる思春期、とでも言い表せそうな激情。
     もらった洋服を贈り主の彼へ叩きつけながら、中学生の私はけたたましく泣き喚いた。申し訳なさそうに困ったように眉を下げて微笑む成宮くんは、けれど『そんなわけない、誤解だよ』なんて否定の言葉を口にしてはくれない。それが彼の誠実なのだと痛いぐらいにわかってしまって、だからこそ涙はますます溢れてきた。成宮くんからママへの一方的な片想いだからフテイコウイというやつではないにしろ、パパだってショックに違いないはずなのに、パパは成宮くんに「悪いな。今日は帰ってもらった方が良さそうだ」と柔らかく告げるだけで、あとはずっとしゃくり上げている私の頭を撫で続けた。
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