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    ankounabeuktk

    @ankounabeuktk

    あんこうです。オル相を投げて行く場所

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    ankounabeuktk

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    震えというリク。

    震え【オル相】 かちかちと歯の根が合わなくなるような寒さを知っている。体は自分の思惑を超えてかたかたと震え出し、音を潜めたいのにそれすらままならない。
     いつの事件のことだだか。
     命のかかった追い詰められた感覚を思い出し、そして今のあまりにも呑気な状況と対比をして、目の前に広がる白銀と静寂の壮大さを前にただ寒さにのみ震えるだけだ。
     後ろから相澤を包み込んで抱き締める温かさがある。
     相澤の頭に顎を乗せて、戯れにわざと歯を打ち鳴らしたりしながら、今夜が極大日の流星群を見たいのだとわざわざ冬の、北国の山奥まで連れてきて、こうして二人ただ空を見上げている。
    「……流れませんけど」
    「待ってればきっと流れるよ。寒くない?」
    「寒いって言ったら、温めてくれるんです?」
     どんなに指先に息を吹きかけても、どんなに手を擦り合わせても、どんなに足踏みをしても痺れを感じるほどに落ちた体温はすぐに温まりはしないのだ。
     真上に向けた視界から空が消える。
    「汗だくになるくらいには温められるけど、せめてひとつくらい、君と流れ星、見させてよ」
     剥き出しの相澤の両手を掴んでオールマイトは自分のコートのポケットに引き入れた。ミニカイロに触れた指先のじんわりとした熱さよりもっと熱いものを知っている。
     星なんかどうでも良いからこの震える体を今すぐに攫って欲しいと、まだ来ぬ流れ星に願いを馳せた。
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    ankounabeuktk

    DONEお肉さんとやっさんさんのピストロパロの感想文です。
    慣例打破【オル相ピストロパロ】 人の口ん中を散々に舐め回した舌がゆっくりと引き抜かれる。その海のような色をした目は俺を見ているようでいて、きっと自分の世界に入っている。
     テイスティングとはよく言ったもんだ。この人は俺にディープなキスをしてるつもりはないんだろう。俺の口の中に残ってるワインの風味を納得がいくまで探っているだけだ。
     酔った勢いで唇を触れ合わせて伝えた方法は向上心の塊のような人のお眼鏡に適ったらしい。再び求められれば断る理由はどこにもなかった。濡れた唇を重ねて微かに残る香りを味わうだけだったのに、最初に舌を差し込んだのは向こうからだった。
     あの時は求めていた手応えが得られなかったのか難しい顔をして眉が寄せられていたから、風味がわかりにくかったのだなと思った。入って来た舌は上右頬の内側と歯の間からゆっくりと左端まで動いた後、そのまま下に移って反対へ戻って行く。その後、気を散らすまいと身動きを止めた俺の上下の歯の間から奥へ滑り込んで来る。真ん中に平たく寝転んでいる俺の舌を一周、猫の挨拶みたいにさらりと流して舌は離れた。
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