伏見弓弦が1人で自分の気持ちと過去について振り返るだけ(弓茨前提)伏見弓弦は過去について思い馳せていた
まだ14歳にもならない頃
軍事施設で過ごした日々
決してしあわせではなかった
安心安全とは程遠い環境
自分の気持ちは関係なく、不服ながらもいたその場所
自分と大して歳が違わない主人、あの子どもを側で守る力を身につけるために
両親の命。代々伏見家の定めのようなもの。
そこに自分の感情、両親に対する思いは力及ばず入る余地などない。
両親に自分の今抱いている思ったままの感情を伝えられたなら。
自分で、己自身でこの先の行く末を『選択』できたなら…それがどんな結末が待っていても…自由に心躍らせる瞬間が訪れるのではないか
そう、考えていた
そこで、茨。
七種茨という少年に出会い
そして別れるまでは。
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