ヤング・クロウリー ~始まりの物語~ 第二部 第一話「出会い」 マレフィセントと共に過ごした十数年は、大鴉のディアヴァルを何も知らない若者から賢くタフな大人の鴉へと成長させていた。
彼は、自分でも気づかぬうちにマレフィセントを深く愛していたが、その愛情は自分を救ってくれた主への敬愛の念だった。
だが、マレフィセントは絶望に蝕まれ、ドラゴンと化して討ち取られてしまった。主を喪ったディアヴァルは失意を胸に放浪の旅へと出たのだった……。
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ある日、ディアヴァルが空を飛んでいると、目の隅にキラキラと美しく輝く光の群れが映った。
ディアヴァルは鴉族の例にもれず光り物に目がない。その光はとてもとても美しく、彼を強烈に惹きつけた。
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