KBML書きかけ協力者その1。ジムリーダーたちの行きつけのバー。シュートシティの外れに位置し、いわゆる穴場として知る人ぞ知る場所である。
グラスの触れ合う音、人の話し声の混ざり合った雑音。布が擦れる音。そして男の声。
これは炎タイプのジムリーダー、カブの声だ。
「……あぁ、えらく落ち込んでたねキバナくん。写真映えを気にする彼のことだ、カメラの回ってない時でさえあんな顔しないのにね。よっぽど落ち込んでたんだね」
そして若い女の声。これはみずタイプのジムリーダー、ルリナ。
「そうなんですよ……あいつ、控室に戻るなり急激に萎れちゃって。まぁ、バトルだけとっても、落ち込んでも仕方ないくらいの内容でしたけど」
「彼の切り札と言える2体とも凍らせてしまうなんてね。彼女の言うとおり本当に、凍らせてあとは好き放題、というやつだったね。さすがに同情するな」
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