1-50他の二人が好きそうだ、という理由で仕事帰りにお土産を買ってきた。
そういう日に限って、他の二人も似たようなことをしていて、三人の好物が大量に揃う。
お日様に干した後の布団が好きな志保。
降谷が取り込んだ布団の上にダイブして怒られる。
その上にさらに赤井がダイブして蹴られる。
布団はもうぺたんこだ。明日も干さなくては。
降谷のバイト先に冷やかしに来る二人。
猫を被った彼を笑いを堪えながら眺めるのが好きなのだ。
帰り際、食べてもいないケーキセットやグラタンが伝票に追加されていた。
渋々赤井が払った。
自転車に乗れない志保。
バイクがあるからいいと言うが、乗れたほうがいいと降谷がスパルタ猛特訓。
もう一週間続いている。
赤井は自分も乗れないことは黙っておこうと思った。
少年探偵団を海に連れていった三人。
帰りの電車で六人で寄り掛かり合って寝てしまい、終点まできてしまった。
タクシー代を誰が払うかで揉める男二人の背後で、志保は子供たちと一緒に阿笠に電話をしていた。
キャンプに行こうと誘う降谷。
一式持っているという赤井。
シュラフにナタに浄水器にソフトボトルにコンパスに釣り針…。
降「それはキャンプ用具じゃなくてサバイバルグッズだ」
疲れて帰り、玄関で電池が切れた赤井。
続けて帰ってきた降谷も疲れていて、赤井を乗り越えたところで同じように力尽きる。
すでに部屋で寝ていた志保は次の日の朝、廊下で倒れる二人を見て腰を抜かした。
忙しいとエナジーバーやゼリー飲料で食事を済ませる赤井。
志保と降谷は協力して、毎日赤井の鞄におにぎりやサンドイッチを忍ばせる。
赤「梅干しは苦手だ。アボカドも好きじゃない」
贅沢を言い出したのでサンドイッチに梅ジャムを塗ってやった。
降谷のパンツが赤井の洗濯物に混じっていた。
気にせずに履く赤井。
その事件があってから、降谷は混ざらないように全部ファンシーな柄のパンツに変えた。
志「三十路でそのパンツの柄はどうなの…?」
スケートにやってきた三人。
生まれたての小鹿状態の志保。
赤井と降谷が手を繋いでやろうとするが、触るなと怒られる。
どうにか手すりから離れられたのは帰り際。
また来たいと言うので、近いうちに連れてこよう。
対戦格闘ゲームを始めた降谷と志保。
子供たちと遊んでいた経験で志保が強い。
志「ハンデあげましょうか?」
降「必要ない!」
赤井はそんな二人をのんびりと見ている。平和だ。
寝る前は家の中をパンイチで歩き回る降谷。
もう見慣れてきた二人はなにも言わない。
たまに誰かが泊まりにくるとパジャマを着る降谷。
志「パジャマ持ってたのね…」
赤「SSRモノだな」
寒くなってきたので鍋にする。
鍋奉行は当然のように降谷。
そこは煮えてない、野菜も食え、豆腐を崩すな、と口うるさいので無視して好きなように食べる二人。
降(美味そうに食べてるからまあいいか)
海に来た三人。
ガチ泳ぎで遠泳する降谷。
浮き輪でプカプカする赤井。
浜辺で本を読む志保。
帰りの車の中で(一緒に来た意味あったか?)と首を傾げる降谷。
夕飯当番の赤井。
煮込みハンバーグを作っていると、匂いに引かれて二人が寄ってきた。
志「私、このハンバーグ」
降「一番大きいやつじゃん! じゃんけんしよう」
自分の料理が取り合われるのは気分がいい。
酒を飲んでリビングでぐでんぐでんの赤井と志保。
降谷は酔わない体質なので少し羨ましい。
折り重なって寝ている二人に毛布をかけて、降谷もなんとなくそこに寄り添って寝ることにした。
こいつらが吐きませんように。
万年筆派の降谷。
赤「書いて消せるやつが便利だぞ」
降「それ、正式な書類に使えないだろ」
赤「そうなのか? この間そっちに提出した書類…」
降「バカ! 全部書き直しだ!」
5本100円のボールペンを赤井に差し出す志保。
寒くなって私服にマフラーを合わせる志保。
あまりしっくりこない。
降谷の部屋からこっそりチェック柄のマフラーを拝借した。
降「僕のマフラー知らないか?」
赤「志保がこれを置いていった」
差し出されるピンクのマフラー。意外と似合った。
リビングで筋トレをする赤井と降谷。
プランクの時間を計る係の志保。
赤「いま何分だ?」
志(あ、忘れてた)「えーと、3分」
降「さっきも3分じゃなかったっけ!?」
志「気のせいよ」
志保は計測係をクビになった。
イギリス人は成人でもテディベアを持っているらしい。
赤井に尋ねてみたら、部屋から年季の入ったやつが出てきた。
一緒に寝てるのか、とは聞けなくて想像ばかりが膨らむ降谷と志保。
コタツが欲しいと言い出した赤井。
置く場所がないと却下する降谷。
買って工藤邸に置くなどと言い出したために、仕方なくソファを壁際にずらしてスペースを作った。
あればあったで、そこから出られなくなる三人。
上司と食事会に行く降谷。
ネクタイ選びで迷っている様子。
志「落ち着いた単色ネイビー」
赤「差し色が欲しい。マルチストライプだな」
口出ししてきながらも途中で飽きて、どれでも同じ、と言い出す二人。
さらに迷う羽目になった降谷。
ホラー映画を見る三人。
スプラッタ系に弱い赤井。
ジャパニーズホラーに弱い降谷。
ビックリ系に弱い志保。
苦手なジャンルのときは、他の二人に挟まれる並びで見る。
暇つぶしに雑誌に載っていたクロスワードを解く志保。
通りすがりに答えを言っていく降谷と赤井。
暇つぶしなんだから余計なことしないで!、とキレた。
アメリカに行く赤井を空港で見送る降谷と志保。
チケット持った?
クレジットカードは?
パスポートは?
ハンカチは?
スマホ忘れてないだろうな?
子供扱いされている気分だが、悪くはない。
志保が新しいパジャマを買った。
何枚目なんだ、と怪訝な目で見る降谷。
赤井は年中スウェットで寝ている。
1セットしかないのか?、と疑わしく見る降谷。
パンイチで寝る人間に言われたくないと思う二人。
地震だ。
バタバタと音がして降谷の部屋のドアが開く。
二人が降谷のそばに寄り添って揺れが過ぎるのを待つ。
静かになると、何事もなかったように去って行った。
ハロのほうがまだ大人しい。
今日は雷雨。
稲光を見るために、ベランダの窓の前に三人が並ぶ。
光ると同時に雷鳴までの時間を揃って数えてしまう。
近くに落ちると、びくっとしてちょっと寄り添い合う。
赤井が買って作っていた車の模型の分冊百科。
完成まで残り80号。
本は買ってあるものの、作るのには飽きたらしい。
あと半分じゃないか、と残りを降谷が作ってリビングに飾っておいた。
赤井が不思議そうな顔で見ている。
ロボット掃除機を買ってみた。赤井とハロが後を追いかけている。
玄関まで行って、また戻ってきた。
暇なのかな、と降谷はそれを眺めている。
志保が家に帰ると焦げ臭い匂いが漂っていた。
慌てて中に入ると、赤井が黒くなった鍋を洗っている。
赤「火にかけていたのをすっかり忘れていてな…降谷君に怒られる」
しゅんとするので、二人で証拠隠滅を図ろうとしたが、あっさりバレて怒られた。
ババ抜きをする三人。
志保は一抜け。
男二人がババを行き来させている。
あまりに勝負がつかないので、志保は退屈になってきた。
志「もうじゃんけんで勝敗決めなさいよ」
じゃんけんも勝負がつかなかった。
降谷が部屋を出ると、ベランダに続くカーテンの隙間から志保と赤井が外を見ている。
不穏なことでもあったのかと、足音を忍ばせて同じように覗いてみれば、ベランダの手すりにスズメがとまっていた。
降谷の気配に気づいたのか、スズメはすぐに逃げてしまった。
二人に睨まれたが、僕のせいじゃないと思う。
リビングでポッキーを食べていた志保。
集まってきた二人も箱に手を伸ばす。
気づけばほとんど中身がない。
志「ちょっと! 遠慮しなさいよ!」
赤「何も言わなかったからいいのかと」
降「ごめんごめん。僕のトッポあげるから」
志「ポッキーとトッポは全然違う!」
コンビニに買いに走らされた。
志「みかんを剥いて筋も取って私の口に入れてくれる機械がほしい」
赤「俺もほしい」
降「僕もほしい」
ラーメンを食べる三人。
降谷は塩。志保は味噌。赤井は醤油。
それぞれが一匙ずつスープをもらって、やっぱり自分のが一番美味いと思う。
ハロのブラッシングをする降谷。
やりたいと言うので志保にやらせようとブラシを握らせたが、ハロは遊びモードになって大人しくしてくれない。
赤井にバトンタッチすると、膝の上で腹を見せた。
志「…格付けされてる」
降「僕にもすぐにはお腹見せないのに…」
動物タラシ赤井。
スーツ姿のまま疲れてソファで寝入っている降谷。
志保が赤井に声をかけて、二人で服を脱がせてパンイチにした。
降谷はまだ寝ている。赤井が抱きかかえて降谷の部屋へ。
ベッドに寝かせると、一瞬目を開けて「ありがと」と一言。
志保と赤井は「おつかれさま」と頭を撫でてやった。
赤井のニット帽をハロがおもちゃにしてダメにしてしまった。
降「似たようなの持ってるから使うか?」
赤「いや、夏用のがあるから構わんよ」
志(夏用と冬用…)
降(素材が違うのかな)
実は夏も冬も同じ帽子だが、なんとなく使い分けている赤井。
料理をしながら10年ほど前に流行った歌を降谷が口ずさむ。
リビングにいた赤井もそれに続いた。
志保はわからないらしく聞いているだけだ。
全部歌い終わると赤井が立ち上がって、カーテンコールのように仰々しくお辞儀をしたので、二人は志保から拍手をもらうことになった。
変装なのか、サングラスを掛けて帰ってきた降谷。
志保が掛けてみると、大きめで鼻からズレてしまった。
赤井が掛けてみる。
志「マフィアのドンだわ」
降「完璧に反社会勢力。逮捕したくなる」
仕事で怪我をして帰ってきた降谷。
心配そうに手当をしてくれる志保。
家事当番の表の降谷の名前を、自分のものに黙々と書き換える赤井。
涙で視界がぼやけた降谷。
大学のレポートが終わらなくて鬼気迫る表情でパソコンに向かう志保。
降「静かな部屋でやるほうが捗るんじゃないか?」
志「ノイズがあるほうが集中できるのよ」
聞いた赤井が突然歌い始める。
志保からボールペンが回転つきで飛んできた。
ハロの散歩に出かける三人。
全力で走り出すハロと降谷。
志「あれにはついていけないわ」
赤「任せろ」
志保を俵担ぎにして走り出す赤井。
競走が始まり、赤井は後で志保に怒られた。
ブルーライトカット眼鏡をかけてタブレット端末をいじる赤井。
眼鏡かっこいい!賢そう!、と真似して降谷と志保も買ってきた。
時々交換して気分も変えられる。いい買い物をした。
美味しいと話題の菓子を買ってきた降谷。
問題は個数が五個だということ。
三人でどう分けるか考えていたら志保が帰ってきた。
志「二人で先に一個ずつ食べちゃいましょ」
降「共犯だからな」
一緒に食べた。バレなかった。
掃除機をかける志保。
床に落ちているものを片付ける降谷と、ソファの上に避難する赤井。
あなたも掃除手伝いなさい、と赤井の腹を掃除機で吸う志保。
燃えるゴミの日に出すぞ、と言う降谷。
渋々手伝った。
時間があると志保の大学まで迎えにくる降谷と赤井。
ある日偶然バッティングして、大学の門の前でどちらが志保を連れて帰るかでメンチ切り合っている。
志保は裏門から帰った。
朝に弱い赤井と志保。
布団を干すから起きろと降谷が起しにくる。
布団を剥ぎ取られてベッドで縮こまる志保。
布団を剥がされまいと、降谷と綱引き状態になる赤井。
志保が参戦して赤井をくすぐって解決。
外での待ち合わせのとき、大体遅刻してくるのは志保と赤井。
降谷が遅刻してくると、二人とも顔を青くしてニュース速報を確認する。
降谷は「そんなに簡単に事件に巻き込まれたりしない」と笑うが信憑性はない。