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    タヌキデス

    @tanuki_byou

    NARUTO

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    タヌキデス

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    いつか6枚くらいの漫画にしようとしてたやつ。
    ゆえにプロット形式。気合いで読んで。
    青年期の我愛羅にツッコミを任せるコメディ話を描きたかったけど、なんかシリアルになった。
    ゆえにカンクロウのジャンを入れにくくなった。
    砂の話を描きたかったんや。

    チヨ婆が我愛羅の枕元に立つ話夢に出てくるチヨ婆
    「が〜ら〜」
    「がぁ〜ら〜」
    「……チヨ婆様?」
    「いかにも。訳あってお前の夢に出てきたんじゃよ」
    「訳?」
    急に守鶴を見つけるチヨ婆
    「ワッ!一尾!」
    「反応がおせーな婆さん」
    「我愛羅、お前からエビゾウに伝えて欲しいことがある」
    ……
    「分かった。必ず伝えよう」
    「しかし直接エビゾウ様の夢に出たら良かったんじゃないか?」
    「いんや、ワシが夢に出られるのはおぬしだけ。命を授けたお主だけじゃ」
    「そういう意味では…肉親より深い間柄になってしまったかもしれんの」
    「……」
    「それはとても、困る……」
    「マジで迷惑そうな顔するな」
    「それじゃあ……ああ、あと」
    「「サソリ」に、よろしくな」
    ……
    起床
    「サソリ……?」
    ……
    釣り堀
    「エビゾウ様」
    「……」
    「エビゾウ様」
    「んあ?ああ、風影かの」
    「……」エビゾウを見て、周囲を見渡す
    (ここは時が止まっているのか?)
    「して、何用じゃ」
    「昨晩夢の中にチヨ婆様が現れて、エビゾウ様に言伝を託された」
    「何、姉ちゃんが?」
    ―回想始
    「我愛羅、お前からエビゾウに伝えて欲しいことがある」
    「ただ一言、「タンスの七番目を解放せよ」と伝えてくれ……頼んだぞ」
    ―回想終
    「……タンスの、七番目」
    「なんで?」
    「それを聞かれても俺には答えられない」
    「なんで今更。いや、う〜ん……」
    「……」
    「まあ、姉ちゃんなりに考えがあるんじゃろ。どれ、付いて来なさい」

    チヨの部屋
    「これが、「タンス」……」
    「タンスっていうか金庫だの」
    「これ開けるの大変なんじゃよなぁ〜。開け方も姉ちゃんしか知らんし、失敗したらカラクリが飛び出してくるし」
    「どれ……」
    「……」解錠
    「ほほ、開いたぞ」
    「言葉の割に簡単そうだったようだが?」
    「仮にも昔は知恵者と呼ばれておったよってにな」
    「さあ、開けてみるかの」
    「……」
    「これは……」
    ―回想始
    「「サソリ」に、よろしくな」
    ―回想終
    ……
    チヨ婆の墓横
    「「蠍」を修理した際、サソリの核はここに埋めたんだ」
    「しかし「サソリによろしく」……か」
    「チヨ婆は忍界対戦の折、俺が蠍、父、母を操っているのを見ているからな」
    「サソリの核、魂が今どこにあるのか心配だったんだろうな。 夢にまで出て「サソリの核をちゃんと弔ったか?」ってか」
    「カンクロウがサソリを弔ったことくらい、チヨ婆様も分かっていたはずだ」
    我愛羅の手に人形
    「両親を模した人形……サソリの両親が戦争に行く前、託していったそうだ」
    「物心付き、しばらくは大事そうにしていたが、両親の傀儡を作り出してから、捨てたようにしていたのをチヨ婆様が見咎めて取っておいたらしい」
    「……欲しかったのは「模した」人形じゃなかったってことか」
    両親の人形を埋める
    「今だからこそ、魂を両親に添わせてやりたかったのだろう」
    「赤砂が止んだこの世界で」
    ……
    「しかしよ、30過ぎた孫に人形を渡してくれって夢に出てくるのもどうなんジャン?」
    「そういうものなんだろう」
    「「親」とは」
    「カンクロウもそう思うだろう」
    「……まあ」
    「それに」
    「こんなことくらい構わない」


    「命をもらった借りがある」






    ――――――――――メモ


    サソリの核
    →カンクロウが蠍改修の際、恐らく弔った

    蠍傀儡
    →カンクロウ所有(五影会談~)

    父母傀儡
    →カンクロウ所有(穢土転生サソリ戦後~)

    赤砂のサソリの異名
    →砂に血が付着していたから
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